GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
曲げ木 木製二輪玩具 ベントウッドサイクル タイプゼロワン [曲げ木 木製二輪玩具 ベントウッドサイクル タイプゼロワン]
事業主体名
ワークス・ギルド・ジャパン株式会社
分類
スポーツ・趣味用品
受賞企業
ワークス・ギルド・ジャパン株式会社 (秋田県)
受賞番号
11G01071
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

国内初となる国産(秋田県産)児童向け木製トレーニングバイク。地面を蹴ることで進み、遊びながら「バランス感覚」を養う「木育玩具」。ブレーキやペダルを無くすことにより、木製ならではの軽量化(4.2キロ)を実現。秋田の伝統工芸である曲げ木を各パーツに採用。流れるような流線型はインテリアとしても評価されている。ヨーロッパ安全基準CEマーキングを取得。天然資源(木材)を使った丈夫でデザイン性に優れた究極なエコの乗り物。

プロデューサー

ワークス・ギルド・ジャパン株式会社 デザイナー大野英憲

ディレクター

ワークス・ギルド・ジャパン株式会社 デザイナー大野英憲

デザイナー

ワークス・ギルド・ジャパン株式会社 デザイナー大野英憲

大野 英憲

詳細情報

http://www.wgj.co.jp

発売
2009年8月1日
価格

38,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

ワークス・ギルド・ジャパン(秋田市)、グリーンサイクルステーション(横浜市)

問い合せ先

ワークス・ギルド・ジャパン株式会社

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

木を使うことは地球生態系のバランスにとって必要であり、さらにCO2排出量の少ない「自転車」は重要視されているが、日本は海外と違い、1万円程度で使い捨てとも言える自転車が数多く売られては廃棄されている。ヨーロッパでは自転車とは代々と受け継がれることが当然であるが、日本にはその文化が欠けている。この製品は木製でありながらも何世代をも超えて使える製品。製品とはそうあるべきだ。ということを伝えたい。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

本製品は、児童の持つ体力、筋力に適応性の高い製品である。自転車に乗るために重要なことは「バランス感覚」であり、補助輪自転車のような「乗れた錯覚」を児童に覚えこませる行為ではない。また、この製品は玩具であるからこそ補助輪自転車では乗り入れ出来ない公園や施設といった安全な場所で遊ばせながら自転車に乗る為のトレーニングが出来る。昨今の日本もドイツと同様に補助輪自転車の危険性を認識しはじめてきている。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

この製品の利用場所と言えば、自宅のそばや室内、公園はもちろん。軽くて持ち運びも簡単なため、自動車や公共機関に載せて外出先や旅行先といったシチュエーションでも、この製品は親の目の行き届く環境であれば遊び場所を選ばない大きなメリットがあり、同時に組み立てや分解も容易で収納もしやすい。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

本製品は秋田県の伝統工芸「曲げ木」を採用し、ひとつひとつ家具職人の手作業で製作されている。元より家具や椅子などに使われていた工芸技術ではあったが、現在では海外の安価な量産品のあおりを受け衰退の一歩を辿っている。我々は、秋田での伝統工芸再生、地域活性の為に本製品を作り続け、30年後50年後の秋田県の次世代の伝統工芸品として評価されるよう努力していきたい。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

有効な資源を使い、「使い捨て文化」に警鐘を鳴らすことで、ゴミやCO2排出量を減らす。本製品は確かに成長の過程でのみ有効な玩具として見られがちではあるが、質の高い技術を用いることで、一世代ではなく何世代も、また知人であったり親戚などを経由しながらでも継承されていくべき製品として製作しました。同時に、デザインを普遍化させることで、永年に渡るメンテナンス及び、パーツ交換などを可能にしています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

伝統工芸である「曲げ木」とは、今まで家具や椅子などに用いられてきた大変高価な技術です。それを様々な人に知ってもらうため、新しいアプローチとして日本初の木製のトレーニングバイクを製作しました。海外からも類似する製品が日本に輸入されて来る時代にはなりましたが、曲げ木の技術をこれだけ細部に使った製品は無く、同時に日本の伝統工芸に携わる家具職人の作る品質の高さを見比べ、感じてみてください。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ワークス・ギルド・ジャパン株式会社(秋田市) 有限会社グリーンサイクルステーション(横浜市) 株式会社マルナカ(名古屋市) 株式会社バイシクルわたなべ(静岡市)
http://www.wgj.co.jp http://www.gcs-yokohama.com/ http://www.marunaka-net.com/ http://www.bicycle-watanabe.co.jp/

審査委員の評価

日本の木製玩具としてはめずらしい大型製品の児童用二輪玩具が秋田の伝統的な木工技術を生かして見事にまとめ上げられている。基本となるフレームの思い切った大型部材化や伝統的な曲げ木技術の導入など、木質材の美しさが上手に生かされた元気の良いデザインが高く評価された。日本の木材利用が減り、日本の森林資源が危ぶまれるこの頃、東北の産地にも林業界にも明るい話題が生れそうである。

担当審査委員| 黒川 玲   南雲 勝志   山村 真一  

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