GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|サステナブルデザイン賞

受賞対象名
持続可能なサイクルシェアリングの普及に向けたプラットフォームデザイン [サイクルシェアリングのプラットフォームデザイン(汎用型サイクルシェアシステム他)]
事業主体名
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ/株式会社ペダル
分類
社会基盤・プラットフォームのデザイン
受賞企業
株式会社NTTドコモ (東京都)
受賞番号
11G15029
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

サイクルシェアリング(以下、CS)は、パリ、ロンドンなど欧米の都市を中心として世界的に環境負荷の低い、健康に良い都市の交通手段として着目されています。日本でも各地で小規模な実験が始まっていますが、導入や運営コスト高の課題があり持続可能なサービスには至っていません。ドコモは日本型CSサービスの普及に向けて、ペダル社と共同開発した「汎用型CSシステム」により高機能且つ導入コストを下げることを実現しました。また「モバイルの活用」により、無人での予約・貸出・返却・リアルタイムな情報提供を可能にしました。ドコモは自転車を「個人所有」から「共有」に変えるCSのサービス基盤を構築、提供しています。

プロデューサー

株式会社NTTドコモ 髙木 一裕

ディレクター

株式会社NTTドコモ 坪谷 寿一+株式会社ペダル 平尾 博

詳細情報

http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2011/05/23_02.html

発売
2011年6月1日
価格

オープンプライス

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

自転車は環境負荷が小さく、渋滞の影響も受けにくい小回りのきく乗り物として注目されています。さらにサイクルシェアリング(CS)は「所有」から「シェア」を推進する本取組みであり、環境負荷を下げることに一定の寄与ができるのではと考えています。ドコモは高品質且つ安価なCSサービスを実現する為のプラットフォーム構築により、事業者を増やし、利用者を増やすことで、環境問題解決への一助となることを期待しています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

サイクルシェアリングは、日常生活(通勤・通学・買い物)に自転車を利用する機会を増やし、運動する機会を増やします。運動不足は現代における大きな社会問題であり、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の要因となりますが、日常生活での移動を自転車に当てることで適度な運動量の確保につながります。また、外の景色や風を楽しみながら自転車に乗ることで、ストレスが解消されるという精神面でのメリットも期待できます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

都市部での主な移動手段である電車やバスは、ラッシュ時には非常にストレスを感じます。都市部にサイクルシェアリングという選択肢が加わることで、電車やバスの混雑からは開放され、交通渋滞の影響もありませんので、利用者の移動でのストレスが軽減され、豊かな生活が送れます。更に、携帯電話から移動距離や軌跡、消費カロリーを記録でき、移動する楽しみを提供することができます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

サイクルシェアリング(CS)は日本では各地の自治体の社会実験にとどまっております。ドコモは高機能且つ安価なシステムとサービスのプラットフォームを提供することで、持続可能なサービスとして全国各地での本事業の本格導入が進むと考えます。ドコモのCS基盤を使った事業者が各地で生まれ、メンテナンスなどの事業者が活性化し、産業が生み出されることが期待できます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

現在の社会的な環境問題に対して、ドコモのネットワークやサービス基盤を使うことで解決できることがないかという観点でサイクルシェアリング(CS)を検討してきました。特に、エネルギーを全く使わない自転車をこぐという行為を都市の新しい公共交通として定着させるため、ドコモが保有するモバイルのノウハウをCSに最大限活用しました。自動車から自転車への移行が増え、環境問題解決への一助となることを期待します。

ユーザー・社会に伝えたいこと

「所有」という価値観が徐々に薄れてきた昨今、大震災を経て「共有」という新たな価値観がより普遍性を持つと考えます。ドコモのサイクルシェアリングサービスは、自転車をシェアする仕組みを提供することで、これから日本が限られた資源や自然環境のなかで復興を遂げるための一助となると考えます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

㈱ペダル 神奈川県藤沢市辻堂西海岸1-1-25 湘南工科大学内
http://www.pedal.co.jp/interstreet.html

審査委員の評価

欧米の都市を中心に導入されているサイクルシェアリングは都市生活者にとって環境負荷が低く、なによりも交通渋滞に巻き込まれない移動手段と評価されている。日本では小規模な実験レベルで導入され始めているが、会員証の発行などの煩雑さが普及の障害となっている。この煩雑な手続きを個人使用の携帯電話を使用して本人認証、予約、貸出し、返却、履歴までの流れを公共化した視点が良い。おサイフケータイに対応している点や乗車地点に戻らずに乗り捨てができる機能は、利用者の要求を満たした解決策として高い評価が得られた。今後は駅近の駐輪を考慮すれば、スイカへの対応が必須となるだろうし、他社の携帯電話への展開も求められるだろう。

担当審査委員| 大島 礼治   黒川 玲   堀井 秀之   松井 龍哉  

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