GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

このページの画像、テキストの無断転載を禁じます。 (C)JDP All rights reserverd.

受賞対象名
まちの保育園 [まちの保育園]
事業主体名
ナチュラルスマイルジャパン株式会社 代表取締役 松本理寿輝
分類
コミュニティ・地域社会のデザイン
受賞企業
宇賀亮介建築設計事務所 (神奈川県)
受賞番号
11G15011
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

乳幼児期は人格形成上大切で、試行錯誤を通して得た感覚や知恵は人生の大きな財産となります。またその時期に関わる人物は子供に大きな影響を与えます。地域の諸学校や商店街、高齢者施設等との連携プログラムや、カフェやギャラリーを併設することで「まちの人」との交流や協力が得られる保育園をつくりました。子供が多様な人格と触れる機会を設けることは、子供のみずみずしい個性の発揮の促進、さらに偏りのない人間的な総合力を育てることが可能な保育園の形成を実現できると考えています。また街全体で子供を育てることはコミュニティの活性化にも寄与し、新しいタイプの地域コミュニティ施設としての可能性も目指しています。

プロデューサー

ナチュラルスマイルジャパン株式会社 代表取締役 松本理寿輝

ディレクター

宇賀亮介建築設計事務所 宇賀亮介

デザイナー

(建築)宇賀亮介建築設計事務所 (カフェ部内装)株式会社メイドイントウキョウ (サイン)Donny Grafiks

宇賀亮介建築設計事務所 代表 宇賀亮介の顔写真

詳細情報

http://machihoiku.jp/

利用開始
2011年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都練馬区小竹町2丁目40番5号

問い合せ先

宇賀亮介建築設計事務所
Email: qzn01205@nifty.com
URL: http://www.uga-archi.com/

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

園庭には菜園や実のなる樹木など四季の変化が感じられる植栽や、泥んこ遊びができる土のゾーンなどを設置し、それらを活用した子供たちへの自然教育プログラムを園庭専任の教師によって提供しています。また菜園で取れた野菜を保育室に直接面した調理室で子供たちに提供する食育プログラムも実施します。身近な自然と食を通じた自然環境教育プログラムが提供されることでサステナブル社会を形成する人格の形成を目指しています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

通常の保育士以外にもアーティストを「表現士」という保育スタッフとして活用することによって、人間個人の知性や判断力の基盤となる諸感覚を身に付けるために造形を中心とした美的教育プログラムを園児に提供しています。また表現士が様々な表現活動を行う場合に内装材に自分たちで比較的容易に手が加えられるように木質系の材料を内装材に多用しています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

住宅地に設置された保育園が核となり、新しい地域交流が生まれます。例えば、自分の子供を保育園に預けていなくても出勤時にベーカリーカフェでパンを買い、子供たちの様子を見て元気になり、帰宅時には保育園のギャラリーで子供たちの作品を見て、カフェで一杯飲みながらスタッフや客同士で憩うというように多様な人々との出会いや豊かな体験、交流を通して「まち」で生きていくことの喜びを味わえる場を地域へ広く提供できます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

一般的な住宅地において保育園を核とした多様な人が集える地域コミュニティ施設をつくりだすことで、保育園や併設施設であるカフェなどにおいて地域の雇用が発生します。また保育園及びカフェ利用者による人の集積による効果から将来的に近隣における商業集積などが見込める可能性があり、地域活性化にも寄与していくと考えています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

どれだけグローバリズムが進展しても、人が将来に渡り持続的に幸福に生きていくためにはまず地域が豊かでなければならないと考えます。園内にギャラリー、カフェ、コンサート等が開かれる園庭を設け、さらには地域コーディネータースタッフを配置することで地域と保育園が積極的に交流できる場を確保し、次代を担う子供たちを地域の人たちみんなで育んでいく仕組みを街に提供することで豊かな地域の形成に寄与しています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

日本が今後より良き社会を築いていく上で最も大切なことは教育であると考えます。一方で大震災、情報化、無縁化、格差社会を迎えている日本では今後益々人と人との絆が大切になり、人格形成上重要な時期である乳幼児期における子供たちを地域における多様なまちの人々で見守り育んでいくことは、教育を通じた地域社会再生手法として効果的な仕組みであると考えます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都練馬区小竹町2丁目40番5号
http://machihoiku.jp/

審査委員の評価

街全体で子供を育てる。そのためにカフェやギャラリーを併設し子供が多様な人格とふれあえる場や仕組みが考えられている。これは素晴らしいことだ。ただ昨今の社会状況は、善人説だけでは立ちゆかないほど様々な状況を呈している。親子共々「安全安心」が第一番であり、そのためのセキュリティ管理がどうしても必要である。頭の良い目立たない、でも「いざ」という時は充分に機能する、そういうセキュリティシステムを持ってほしい。

担当審査委員| 大島 礼治   黒川 玲   堀井 秀之   松井 龍哉  

ページトップへ