GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
共同住宅 [リノア南浦和]
事業主体名
株式会社リビタ
分類
コミュニティ・地域社会のデザイン
受賞企業
株式会社リビタ (東京都)
株式会社アルコデザインスタジオ (東京都)
受賞番号
11G15008
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

ReNOA南浦和は、築20年の社宅を大規模に改修して誕生した、35世帯のリノベーションマンションです。リノベーションにあたり、新しく住まう方々のコミュニティを誘発するしかけとして、コモンライブラリーをエントランスホールに設けました。コモンライブラリーを介して、ある入居者が提供した本を別の入居者が借り、その本を通じて入居者同士がつながるしくみをデザインしています。そのほか、コミュニティ掲示板などのコミュニケーションを促すツールを共用部に設けたり、入居時に入居者同士が集まるワークショップを開催することなどにより、共同住宅におけるコミュニティ形成を促すようにデザインしました。

プロデューサー

株式会社リビタ 浦川貴司

ディレクター

株式会社リビタ 藤岡寛基

デザイナー

株式会社アルコデザインスタジオ 鎌田智州、福田珠名、畠桂子

利用開始
2011年2月1日
価格

2,998 ~ 3,458万円

販売地域

日本国内向け

設置場所

埼玉県さいたま市南区文蔵3丁目30番7号

問い合せ先

株式会社リビタ

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

サステナブル社会において健全な地域コミュニティは必要不可欠なものであり、お互いが善き隣人であることは非常に重要であると考えます。ReNOA南浦和ではマンションという共同生活の一単位におけるコミュニティ形成を促すように取り組んでおります。このマンションにおけるコミュニティが周辺社会とつながりをもち、地域社会のコミュニティへと発展していけばと考えております。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

自身が提供した『本』の集合体であるライブラリーは入居者の『知の集合体』と考えそこをきっかけに入居者相互が『知の共有』がなされる事を考えました。その結果、入居者相互への関心と理解という視点が生まれる、という事が提供できると考えます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

コモンライブラリーの設置などによる入居者同士のコミュニケーション、関心を促すことで、入居者の顔と名前が分かる程度のコミュニティ形成につながり、集合住宅における閉鎖感を感じ得る空間での暮らしへの漠然とした不安を解消する手段となり安心して暮らすことができる共同住宅を提供できると考えます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ライブラリーの設置、運営を通して形成される良質なコミュニティは、集合住宅の資産価値の維持において欠かす事のできない建物の健全な管理、修繕という運営を行っていく上での土壌となり、入居者で設立する管理組合運営における良質なコミュニティの有無は不動産市場における商品価値、市場価値の新たな価値基準を提供できると考えています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

コミュニティの形成は共同住宅内の居住者をきっかけとし地域社会との繋がり形成し、小さなコミュニティの繋がりが社会にとって相互扶助の意識の芽生えとなる。また、所属する住環境を敬愛すべきものに維持継続する精神基盤を養うきっかけを提供すると考えます。また、良質なコミュニティがあるからこそ公共性の高い共同住宅を計画的に維持管理し破壊せず維持していく為に自然環境への保全にも繋がると考えます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

共同住宅におけるコミュニティは、地域社会を形成するコミュニティの一単位であるにも関わらずあまり注目されていないのが現状であり、地域コミュニティの希薄化や空洞化に対する一つの要因になっているのではないでしょうか。マンションにおけるコミュニティのあり方はもっと考えられるべきであり、特に都心部における地域社会のコミュニティを考える上で、非常に重要な役割を担うものと考えております。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

埼玉県さいたま市南区文蔵3丁目30番7号

審査委員の評価

マンションコミュニティ形成を目指したコモンライブラリー。居住者同士の適度な距離感を保つことは難しい。何のつながりもないのは寂しいし、不安だが、押しつけがましいコミュニティ活動は遠慮したいものだ。人によって適度な距離感が異なることも問題を難しくしている。本を通じた他者とのつながりには大きな可能性を感じる。本はその購入者の人格を表しており、本に対するコメントの交換はつながりの始まりとして適切かもしれない。人と人のつながりのデザインに可能性を感じさせる。

担当審査委員| 大島 礼治   黒川 玲   堀井 秀之   松井 龍哉  

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