GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
Web画面開発用ツール [色の識別が難しい人に配慮したカラーアジャスタブルWeb画面開発用ツール]
事業主体名
(株)日立製作所
分類
ビジネスソリューションのデザイン
受賞企業
株式会社日立製作所 (東京都)
受賞番号
11G14032
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

文字や背景、枠線などWeb画面の各要素の色を、色の識別が難しい人にも見やすい配色にカスタマイズ可能にするツール。色選択部で選択された25色が、色の識別が難しい特性を持つ人が見やすいかどうかという情報と一緒に示されるため、希望する範囲で適切な色を見つけることができる。WebアプリケーションやWebサイトの開発者は、このツールを活用することで適切な配色を素早く選ぶことが可能。また、エンドユーザーは画面の配色を自分の好みにカスタマイズすることもできる。さらには、管理者がエンドユーザー各々の画面を一括してカスタマイズする場合でも、適切な配色にすることができる。

プロデューサー

(株)日立製作所 情報・通信システム社 経営戦略室 野村茂豊/プロジェクトマネジメント統括推進本部 只野完二

ディレクター

(株)日立製作所 デザイン本部 本宮志江

デザイナー

(株)日立製作所 デザイン本部 稲田高洋

詳細情報

http://www.hitachi.co.jp/universaldesign/ColorAdjuster/index.html

自社内への提供開始日
2010年11月18日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

誰もが使えるようなものでなければ、持続できないこともある。例えば、加齢によって色覚に変化が生じてしまい、使えなくなる可能性もある。そのため、色の識別が難しい特性を持つ人に配慮したものとすることも、サステナブルを考えるうえで重要だと考える。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

開発者やシステムの管理者などがエンドユーザーの画面をカスタマイズする場合に、色の識別が難しい人にも見やすい配色にできる。また、色の好みは人によって千差万別であるため、エンドユーザー自身で色をカスタマイズ可能にもした。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

本ツールは、Webブラウザで表示される画面に適用が可能である。Webブラウザで表示される画面は、Webサイトだけでなく、旅費精算システムなど企業の中で用いられる業務アプリケーションや、スマートフォン、タブレット端末、さらにはTVにまで拡大しており、今後様々な生活シーンに適用できる可能性がある。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

ペーパーレス化や業務効率化のために、各種手続きや業務をWebで行えるようにする流れが拡大している。そのため、Webが利用しやすくなることで、「雇用促進」「労働環境の向上」ひいては「産業の活性化」に繋がるといえる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

震災以降、被災者のみならず計画停電の実施予定などについても、情報機器を使える人と使えない高齢者などではかなりの情報格差があったと報じられている。このツール自体ではないとしても、これをきっかけに、あらゆる人が情報を等しく入手できる社会が築かれていけばと思う。

ユーザー・社会に伝えたいこと

ドキュメント作成時など色を選ぶ時に、自分が良いと思う色がなかなか見つからないことがないだろうか?色は数値に変換できるが、数値的には近い色であっても、だいぶ違って見えるものである。そのため、良いと思う色がすぐに見つけられるように、選択色を中心とした一定の範囲の色を一度に示すインタフェースを試行錯誤した。色の識別が難しい人が見づらい色を示すことで、配慮の必要性への「気づき」が広がることも期待している。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://www.hitachi.co.jp/universaldesign/ColorAdjuster/index.html

審査委員の評価

本来はWebサイトの開発者が色の識別の困難なユーザー向けに配色を見やすくカスタマイズできるようにしたツールだが、エンドユーザーにも画面の配色を自分の好みにカスタマイズすることもできるようにしたところが良い。このことでユーザーがデザインに参加させることにつながり、こうした機能の開放を通じてユーザーと開発者のコ・クリエーションが促進されることも期待したい。

担当審査委員| 國澤 好衛   西山 浩平   吉田 順一  

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