GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
スマートフォン専門サービスブランド(端末、アクセサリー、アプリ販売、カスタマーサービスセンター運営) [AND market]
事業主体名
NECモバイリング株式会社
分類
ブランドのデザイン
受賞企業
株式会社博報堂 (東京都)
受賞番号
11G14024
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

アンドマーケットは、携帯販売大手NECモバイリングが運営する、スマートフォン専門のマルチキャリアサービスブランドである。アンドマーケットは、スマートフォン・アクセサリー・アプリケーションの販売、会員制カスタマーサービスを、店舗とWEBサイトで展開する。このサービスは、従来キャリア主導で行ってきた携帯販売事業とは異なり、キャリアやメーカー側の視点ではなく、ユーザー側の視点に立ち、フラットな視点で様々な独自サービスを提供する新しい試みである。ネーミングのANDは、組織や仕組の間にある壁を、「&」に置き換え繋ぐ事で、新しいサービスを世に送り出して行きたいという意思の現れである。

プロデューサー

NECモバイリング株式会社 西川征一

ディレクター

株式会社博報堂 クリエイティブディレクター 室井淳司

デザイナー

株式会社博報堂 デザイナー 服部公太郎

左:室井淳司 右:服部公太郎

詳細情報

http://and-market.com/

利用開始
2011年6月1日
販売地域

国外市場向け

設置場所

霞ヶ関ビルディング

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

ユーザーが必要とするサービスをキャリアやメーカー視点ではなく、ユーザー視点で提供する事で、サービスのカニバリや過剰をなくし、スリムでコンパクトなサービス事業体を生み出した。つまりこの新ブランドは、携帯販売業態のサービスセレクトショップであり、そのコンパクトなサービス形態がシステム、オペレーションの面でトータルに省エネ化を実現している。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

複雑なスマートフォンの購入過程やサービスを、解り易くシンプルにし、直感的に利用できるサービスを開発した。(プロダクトエントリーの買い易い店舗/iPADを利用したオペレーション/ツイッターを利用し、人間性を持たせた情報発信/カスタマーセンタースタッフの顔が見えるコールセンター等)

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

・SIMフリー社会到来に合わせ、ユーザーが求める携帯販売サービスをユーザー視点でマルチに提供する事。・複雑なスマートフォンの購入から利用するまでの全ての過程でユーザーをフォローするサービスを実現し、スマートフォン利用の心理ハードルを下げる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

・キャリアの垣根を無くし、繋げる事で新しいサービスを生み出すという挑戦を行い、携帯販売業という飽和状態のマーケットに新しい業態を実現した事。・スマートフォン販売マーケットに刺激を与え、消費者の携帯買い替えニーズを掘り起こし、携帯産業の活性化を行う。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

本来必要なサービスをキャリアやメーカー視点ではなく、ユーザー視点で提供する事で、カニバリや過剰をなくし、スリムでコンパクトなサービス事業体を生み出した。これは、様々な「過剰」を削減する為に、業態改革から改善を試みた例である。

ユーザー・社会に伝えたいこと

既存のサービスをユーザー視点で編集し直し、新しいサービスを付加する事で、これまでに無いブランドを作る。全てが新しい事業では無い為ハイリスクではない一方、全く新しい顔作りを行わないと新ブランドとして浸透しない。この新しい顔作りを行う上で、デザインが担う役割は非常に大きい。デザイナーが企業の事業戦略を理解し、マーケティング思考で仕事をする事で、産業をデザインで活性化することができる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

霞ヶ関ビルティング 1F
http://and-market.com/

審査委員の評価

携帯電話が発売されて以来、販売方法やキャリアや携帯製造メーカーのブランディング手法に大きな変化はなかった。しかし、これらは生活者本位のものではなく、提供者や生産者の都合によって構築されてきたものであり、生活者に選択の余地はなかったと言える。こうした中、本件は消費者が本当に必要なサービスは何かを第一に考え、新しく立ち上がったサービスのデザインである。現段階では特異な試みと思われがちであるが、フラットに考えた場合、ベーシックな販売スタイルであり、そのギャップをビジネス的な可能性と新しいブランドづくりに有効にいかせるものとして評価したい。一つの挑戦としてのプロジェクトに終わらせず、しっかりとした事業として持続・成長することで生活者にベネフィットをもたらしてほしい。

担当審査委員| 國澤 好衛   西山 浩平   吉田 順一  

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