GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
生活習慣改善プログラム [E200]
事業主体名
セイコーエプソン株式会社 Pプロジェクト
分類
サービスのデザイン
受賞企業
セイコーエプソン株式会社 (長野県)
受賞番号
11G14006
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

特定健診・特定保健指導に対応した「生活習慣改善プログラム」。40歳?74歳までの公的医療保険加入者を対象とする検診に於いて、腹囲、BMIなどの基準により層別分けされた対象者に対し、クラスに合った指導・支援(積極的支援・動機付け支援)を実施するサービスである。生体センサーを搭載したリスト型脈拍計測機器とウェブコンテンツ、指導・支援サービスにより、対象者が自ら最適な運動強度でウォーキングを主体としたエアロビクスを実施することで、内臓脂肪を燃焼させ、メタボリックシンドロームからの脱却を図る。6ヶ月間に亘る指導期間に於いて、動機付けから行動変容までを支援する、ソフトとハードによるサービスである。

プロデューサー

セイコーエプソン株式会社 Pプロジェクト

デザイナー

セイコーエプソン株式会社 Pプロジェクト 中村歩

利用開始
2011年10月17日
価格

37,000 ~ 17,000円 (予定:特定保険指導に於ける、積極的支援、動機付け支援の想定価格)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

現在、生活習慣病関連の疾患は、国民医療費全体のおよそ3分の1を占めている。この生活習慣病を未然に防ぐことにより、肥大化する医療費の増大を抑えることができる。それは健全な労働によって成立している企業の持続に繋がることでもある。そのために、多忙なビジネスマンが無理せず取り組めるサービスを目指し、その実現に取り組んだ。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

運動中の身体の状態をその場でモニタリングし、適正な運動ペースを知らせる。対象者の内蔵脂肪が、最も効率良く燃焼する目標脈拍ゾーンを自動的に設定し、そのゾーンに入る強度で運動を行えるよう、また危険なペースに陥らないよう、音、振動、サインによるインターフェースで最適な運動強度に導く。そのデータを活用した科学的な指導を行うことでメタボリックシンドロームからの確実な脱却を支援する。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

忙しいビジネスマンでも、日常生活を変えずに取り組め、通勤などの日々のウォーキングから休日のトレッキングまで、生活の中で効率的な「歩く機会」を見出すことで、リバウンドが起こりにくい継続可能なプログラムを提供する。ウォーキングを主体としたプログラムにより、6ヶ月の指導期間の終了1年後、5年後、10年後にも、健康な生活を送れるための生活習慣を習得することができる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

企業の生産性を支える労働者の健康を改善すること、またメタボ予備軍に対しても未然に生活習慣病を防止することにより、産業構造を支える人々が健康を取り戻すことを価値としたサービスを行う。結果的に医療費の増大抑止、保険料抑止に繋がり、将来のペナルティ制度への対応としても企業への貢献を行う。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

高血圧や高脂血症、糖尿病などに代表される生活習慣病は、ほとんどが慢性の病気であり、また動脈硬化などさまざまな合併症も併発しやすいことから、発症すると多くの場合、病院に継続して通う必要が出てくる。 生活習慣改善に伴う未病化の抑制により病院に通う必要がなくなることで、医療機関への負担が軽減できる。

ユーザー・社会に伝えたいこと

健康でいることはあたりまえのことですが、震災を通して多くの皆様が、その大切さを実感されたことでしょう。あなたがずっと健康でいることは、家族や身近な方々にとって、かけがえのないことです。仕事に追われ、いつのまにか危険な状態に向かっているかもしれません。このサービスを通じて、身体を自己管理する術を身につけていただき、お金には換えることのできない価値を、取り戻す為のお手伝いをさせていただけたらと思います

審査委員の評価

特定健診・特定保健指導は、メタボ健診と呼ばれる2008年にスタートした内蔵脂肪症候群に着目した健診と、その健診結果から生活習慣病発症リスクの高い人に対する生活習慣改善の指導からなっている。対象となる健康保険組合は、この制度に基づき被保険者への健診と保健指導が義務づけられている。こうした新たな制度に着目し、医療保険者の取り組みをサポートするサービスが、このプログラムである。今後同様のサービスが登場することが想定されるが、その先駆的取り組みとしてデバイスを含めプラットフォームを開発し、総合的なサービスとして提供している点が評価できる。

担当審査委員| 國澤 好衛   西山 浩平   吉田 順一  

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