GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
感性評価ツール [概念モデル可視化ツール“rami”]
事業主体名
株式会社O-Creation
分類
ソフトウェアのデザイン
受賞企業
拓殖大学 (東京都)
株式会社O Creation (東京都)
受賞番号
11G13026
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

このツールは,評価対象項目に対して用意された数値を選ぶことなく,人の曖昧な評価を可視化できる.  提示された評価項目に対する主観的な感覚を,マウス,ペンタブレット,指を用いてフリーハンドで図形を描いて入力する.描き方は自由であり,評価に対する曖昧な表現が可能である.決められた基準や制限はなく,評価項目の重み付けを図形の大きさで表現していくのである. 次々と描いた図形は,面積が自動的に計算され,即時に各面積比を円グラフとして表示できる.描いた図形は,大きさ,色,線の太さ,透明度などを変更することができる.更に高さを与えることで別の評価軸として利用できる.人事評価,製品評価など応用範囲は広い.

プロデューサー

拓殖大学工学部デザイン学科 大学院教授 岡崎 章

ディレクター

拓殖大学大学院工学研究科 崔 ?碩

デザイナー

拓殖大学大学院工学研究科 崔 ?碩

感性を操作するインタフェースを創るプログラマー&デザイナー

詳細情報

http://design-compass.jp/

発売予定
2011年10月2日
価格

105,000円 (消費税含む)

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

円滑な社会は,相互理解が必要である. 会社では人事評価,病院では医療者と患者というように,ともすればお互いを理解することより人を評価してしまう. そこで自分自身だけでなく相手の思いも可視化でき,お互いの考えの違いを知ることで円滑なコミュニケーション支援となることを考えた. また,紙媒体を使うことなく,自分の思いを紙に描くように表現でき,別のツールを使うことなく分析ができるようにした.

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

人が持つ曖昧な感性を数値化することは,5段階では表現できない何かがある.その何かとは,人の心を占めている思いの重み付けを表現しているという感覚である. 曖昧な心を曖昧なまま表現できるかどうかは,感性評価には重要である.私のことがどれくらい好き?と聞かれたときに両手を広げて表現するのに似ている. 人が持つ曖昧な評価を可視化し瞬時に数値化できれば,人と人との相互理解に役立てることができる.

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

曖昧な心の変化量は,自分自身は知っているようで知らないものである.それを可視化することができる. 可視化し瞬時に数値化して見ることで自分自身でも曖昧である思いの重み付けを知ることができる.同時に相手との思いの違いを認識することができ,相互理解に役立てることができる.

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

製品評価に利用できる. モノに対して人は何らかの評価基準を持っている.色,カタチ,ブランド,大きさ・・などの評価項目に対して自らも知らない内に重み付けをして購入意思を決定しているが,その曖昧な重み付けを数値データとして知ることができる. ある製品に対する思いの違いを知ることは重要なファクターとなる.また,どのデザイン要素が人の心に対して評価の重み付けに影響を与えたかを知ることができる.

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

医療関係者と患者やその家族の思いの違いを知ることがきる. 入院している患者が子どもであればなおさらである.思いを見えるカタチにして表現することができれば,子どもの心を占めている思いをはかり知ることができ,その思いに則した治療・処置ができる.医療関係者と患者,医療関係者と患者の家族,また分野の違う医療関係者同士(看護師と医師など),それぞれの思いの違いを知ることで最良の医療提供の支援になる.

ユーザー・社会に伝えたいこと

自分自身の概念モデル(思い込みモデル)は,自分が分かっていると思うほど分かってはいない.それは自分の感性はこうだと明言できないと同じように曖昧な部分を多く含んでいるからである. 先ずは,自分自身の思い込みモデルを知ること,そうすれば人の評価軸となっていることの曖昧さもまた知ることができる. お互いを知り合えるには,思い込みモデルを可視化してそのズレをお互い知るところから始まるのである.

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社 デザインコンパス http://design-compass.jp/
http://childlife-design.com/

審査委員の評価

このソフトウェアの魅力は、一見何に使うものか分からないが、使ってみると様々な使い道がありそうだと思わせてしまう点である。人の曖昧な評価をビジュアライズすることによって、様々な視点を獲得したり、評価方法自体を発見出来る。従来のアナログのよい道具が使用者の習熟度や感性によって用途が広がっていくように、このソフトウェアはデジタルの世界でそれを実現している点が素晴らしい。

担当審査委員| 宮崎 光弘   中谷 日出   暦本 純一  

ページトップへ