GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
展覧会 [地球最古の恐竜展]
事業主体名
NHK、NHKプロモーション
分類
パブリックコミュニケーションのデザイン
受賞企業
NHK (東京都)
NHKプロモーション (東京都)
受賞番号
11G12026
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

地球上で発見された最も古い恐竜の展覧会。約2億3000万年前の「三畳紀」、最古の恐竜たちが誕生した世界を紹介。恐竜は6500万年前白亜紀末に絶滅するまで、約1億6500万年間に渡り、地球上の生きものの王者として君臨していた。その恐竜がいつ誕生し、進化し、繁栄していったのか、その謎に迫る恐竜展です。恐竜研究の最新情報を元に、幼児から恐竜マニアまでの幅広い層に満足を与える展覧会として、デザインの力を取入れました。本展では、アルゼンチンのサンファン州にあるサンファン国立大学自然科学博物館の協力により、世界初公開、日本初公開の珍しい標本含む、生きものの標本80件で構成。

プロデューサー

NHKプロモーション 田中良憲、NHK事業部 福山浩一郎

ディレクター

NHKプロモーション 鈴木俊二、NHK事業部 平田直樹

デザイナー

株式会社ナイキデザイン事務所 内木宏志

内木宏志 ナイキヒロシ

詳細情報

http://www.kyoryu-saiko-sapporo.jp/pc/

利用開始
2010年7月10日
価格

0 ~ 1,500円 (小学生未満入場無料、こども500円、高大生1000円、一般1500円(東京会場))

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

「東京展」森アーツセンターギャラリー (六本木ヒルズ 森タワー52階)、その他(大阪展、松山展、札幌展)巡回開催

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

「展覧会」は実物の鑑賞を通じて短い時間で鑑賞者にいかに多くの感動を与えられるかが勝負のメディア商品。そういった意味では、展示そのものは、会期終了後は跡形もなく消えてしまう。残るのは鑑賞した人々の内部、記憶や思い出として一生残る。本「地球最古の恐竜展」では、恐竜の誕生、絶滅、進化という、すべての生きものに通底する「死と再生の摂理」という時代や社会一般に普遍的なことをテーマとし未来へ継承する。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

展示ではその時間的な過去の記憶を考え、夢想することで、生命の神秘を感じ、そして今、人間としての絶滅と再生という観点から、地球上でおきている災害や人災に対する地球環境への取り組み方、人間が今後生きていく上で必要な何かを提示できるのではと考えます。会場はバリヤフリーとし、映像や音声を多用し、展示説明はデジタルフォトによって視覚的に解説しています。音声ガイドによる解説も行なっています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

普段、生活の中で考えている現実的な事柄は、人生の中の社会的な一遍でしかありません。この展覧会は日々起きている細かな事柄ではなく、過去あった大きな現実を見て感じて体験する事で理解してもらえます。インパクトのある展示や非日常感、その側面ではしっかりとした学術的な展示。そのとき何があったのか?子供の時のような、知らない事を知る楽しさを垣間見た時、新たな人生の豊かさや、知った事を伝える楽しさを提供します。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

「展示産業」という業界があるとしたら、恒常化していた恐竜展示に新しい風を取入れるようにデザインを考えた。毎年のようにある恐竜の展示会はともすると、ほぼ20年前に公開された映画「ジュラシックパーク」の強烈な影響をずっと引きずってきたきらいがある。その映画をリスペクトしながらも、今のこども達のための「新しい恐竜展示」を模索した。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「消費者が商品を購入・使用したことで、社会・環境にどう貢献できるか」と考えたとき、展覧会はお客様が鑑賞によって何かを心に留め、思い出として持ち帰ってもらう、という効果を提供できる。恐竜の誕生を提示するときに、進化・繁栄、絶滅したさままでをみることで、自然界にながれる大きな摂理と現実の自分達もそのような環境の中で社会を維持し、未来に向かっていくということを感じてもらえる工夫をした。

ユーザー・社会に伝えたいこと

今はもう絶滅していない生き物”恐竜”。その姿を、”太古のもの”、”現実離れしたもの”としては、感じてほしくなかった。実際にこの地球上にいた”ご先祖様”が、「いま、目の前にその生き物がいる」リアリティーを、拡張現実的な空間や21世紀の東京のスタイリッシュ空間の中に展示された化石や標本を通じて感じてもらい、”死と再生と進化”という自然界の摂理に感動してもらえたら幸いです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

NHKプロモーション
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20100323_175740.html

審査委員の評価

展示された「恐竜の骨」を「標本を披露するような照明」では無く影の映り方を意識し劇的に演出する事は、子供達に骨の形状を見せているのでは無く、これを構造として持った恐竜が生きているシーンへの想像力をかき立てて欲しいという期待であり、科学は感性に基づく想像の世界であるというメッセージにも見え、未来を感じさせる。

担当審査委員| 永井 一史   左合 ひとみ   タナカノリユキ   松下 計  

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