GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
新聞販売店 [ASA用賀]
事業主体名
有限会社朝日新聞用賀専売所
分類
商業・産業用途の建築物・空間
受賞企業
有限会社朝日新聞用賀専売所 (東京都)
受賞番号
11G11028
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

新聞販売店のイメージといえば、3Kと言われて久しい劣悪とも言われる労働環境、顧客からは早朝からうるさい、バイクや自転車が邪魔、お店に入りづらいなど悪いイメージを揚げれば切りがありません。私たちASA用賀は、それら負の要素を一掃すべく、喜んで働くことができ、顧客のみならず近隣の皆様からも信頼、安心を頂ける場を目指し、平成8年から活動を開始しました。先ずは新聞販売店の概念を覆す理想的な新販売店建設を手始めに、立地を活かした地域の交流の場としても地道な活動を重ねてきました。15年目の今年は集大成として広くこの活動を知って頂き、新聞販売店のモデルケースにするためにもGマークへの応募を決意しました。

プロデューサー

有限会社朝日新聞用賀専売所 代表取締役 井口忠寿

ディレクター

有限会社朝日新聞用賀専売所 統括本部長 阿部仁一

デザイナー

有限会社朝日新聞用賀専売所 代表取締役 井口忠寿

詳細情報

http://q-doc.jp/a0013340/

利用開始
1996年6月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区用賀4-11-14

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

地下の作業場及び1階は採光を考慮した設計で、日中は電力消費を抑えている。配達に使用するオートバイを徐々に減らし、ギア付き自転車や電動アシスト付自転車に移行中。オートバイと自転車との移動時間のギャップを作業効率アップによる時間短縮により埋め合わせている。また、3年前から二輪車メーカーに協力し、電動バイクのモニターとして改良点をフィードバックし、実用的と判断出来れば全面的に変える方向で検討している。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

社員、顧客に優しい店舗を目指して各フロアを設計。1階はお客様優先、ファサードを構成するオープンスペースでは各種イベントも行われ明るく親しみ易い空間とした。作業場は地下に。1階のシューターに横付けしたトラックから直接新聞を落とすことで作業員の負担を軽減、重い新聞の昇降はエレベーターを使い従業員の腰痛も減少した。立体的なレイアウトにより作業性が向上、社員の健康増進に繋がった。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

作業場を地下に設けることで、外部への音漏れを軽減。配達用のバイクや自転車は1階奥の車庫に入れる事で店舗前も広いスペースを確保。駅に近く、人と車の通りも激しい立地に於いて近隣の生活を脅かす事なく共存出来ている。1階正面には天井高を十分に取ったオープンスペースにより、雨天時でもゲーム大会等のイベントも開催可能となり、2,3階の多目的ルームでは陶芸教室や展覧会等広く住民の交流の場として活用されている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

情報伝達のあり方が激変する今日にあってまだ、新聞の役割は大きい。チラシなどの広告は、世田谷区という日本でも有数の住宅環境を有するこの地に於いて、広告主と顧客を繋ぐ大切な役割を担い、廃れて行く商店街の情報伝達手段としても機能している。産業の活性化を促す最良の手段として新聞本社とも連携しながら、広告主には各種イベント等を通してその効果を伝えている。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

ASA用賀が運営する月刊ミニコミ紙「フレンドリーコム」、ネットでは「用賀ナビ」 により商店街・地域と住民との橋渡し役として情報発信。また、「高齢者見守りサービス」を実施、一人暮らしの高齢者の新聞放置が確認されると配達員が世田谷区の「安心健やかセンター」に通報しお年寄りの見張り番的機能を果たす。このようにASA用賀は、街のコンシェルジュとして地域社会に貢献している。

ユーザー・社会に伝えたいこと

「新聞屋」にどんな印象をお持ちですか? 自転車が邪魔、バイクがうるさい、お店に入りづらいなど印象は総じて良くありません。お陰さまで、ASA用賀にはそのような印象を持つ方は皆無です。通り過ぎる人はASAのロゴを見て初めて「新聞屋」と気付き、明るく開放的な受付は人の出入りが絶えません。様々なイベント活動を通して、見た目のみならず「カッコイイ新聞屋」という評価を頂いております。是非一度ご覧あれ!

どこで購入できるか、
どこで見られるか

ASA用賀:東京都世田谷区用賀4-11-14
http://q-doc.jp/a0013340/

審査委員の評価

新聞というメディアの存在と大きく関係するプロジェクトである。鮮度は変わらないものの電子化が進む新聞に、販売店は顧客を拡販するだけではなく、地域との共生と文化的発信源としての存在が重要な信頼のポイントになるというモデルケースである。地域密着で住民に貢献しているという点で評価された。

担当審査委員| 北山 恒   乾 久美子   南雲 勝志   廣村 正彰  

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