GOOD DESIGN AWARD

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2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
X線管保持装置 [SX-A300]
事業主体名
株式会社 日立メディコ
分類
医療機器に関する用品と設備
受賞企業
株式会社日立メディコ (東京都)
受賞番号
11G10033
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本装置は、病院のX線検査室にてX線撮影を行うときに、X線を出すX線管を保持する装置であり、X線を被験者のあらゆる方向に照射するため、X線管の位置をXYZ方向、垂直方向、水平方向±180度回転できる自由度をもち、可変長の支柱によって天井から懸垂されている。操作者である放射線技師は、本装置を使って被験者に対して必要な位置、方向にX線管をセットする。このとき、従来は両手でハンドルを持って操作するが、片手でも自然な姿勢で楽に操作ができるワンハンド操作器の開発を含め、全体として操作者にやさしいシステムの開発を行った。さらに、X線検査を受ける被験者にも圧迫感を与えることが少ないデザインをめざした。

プロデューサー

株式会社日立メディコ XRシステム本部システム設計部 浦新一、マーケティング統括本部 XR戦略本部 大久保 彰

ディレクター

(株)日立製作所デザイン本部 社会ソリューションデザイン部 二ノ宮 篤

デザイナー

(株)日立製作所デザイン本部 社会ソリューションデザイン部 二ノ宮 篤,横山 仁,柳本 学

発売予定
2011年9月30日
価格

オープンプライス

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

本装置は、手動で動かす装置であり、エネルギーを使わない装置である。海外メーカーなどでは、装置の重量アップなどで操作力が重くなるためフル電動化したタイプもあるが、装置の軽量化などや機構部の最適化設計により、手動での操作性を向上させた。また、制御回路プリント基板の製造時には、鉛フリーによる半田付けを行っている。さらに、高寿命化設計を行い、装置の更新サイクルが長くすることができる。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

従来の装置の場合、ハンドルを両手で持って操作しながら操作ボタンを押す操作が多かったが、X線管装置の方向、位置によっては、ハンドルをもっている手が交差したり、操作ボタンが押しにくいため、不自然な姿勢になる場合があった。今回のワンハンド操作器は、自由に回転できるため、常に操作者の姿勢に追従し、楽な姿勢で操作が可能になる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

本装置は、病院のX線撮影室で使われる装置であり、被験者にとって検査をうけるときには不安感を抱くことが多い。X線撮影室内の装置が被験者にとってやさしいデザインならば、被験者の不安感も軽減でき、被験者の生活の質の向上に繋がる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

本装置は、重量のあるX線管装置は、天井から懸垂して自由に方向を手動で位置決めが出来る装置である。本装置の開発成果は、例えば他産業分野の重量物のハンドリング装置などへの応用・展開が考えられる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

手動で動かす装置でありエネルギーを消費しない装置である。また操作者が楽に操作ができるため、操作者にもやさしい装置であり、操作者の業務の軽減にもつながる装置である。

ユーザー・社会に伝えたいこと

実際の臨床の現場の見学から、真の使いやすさを追求し、ワンハンド操作器を開発しました。操作する人が装置に合わせるのではなく、装置が人に合わせる装置、そのためにワンハンド操作器を開発し、さらにワンハンド操作が可能な軽い操作で動く装置を実現しました。楽な姿勢で片手での操作が可能となり、もう片方の手は自由になり、被験者への注意をむけることができ、撮影ポジショニングが楽に実現ができ、検査の効率も向上します。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社 日立メディコ 柏事業場

審査委員の評価

従来X線管保持装置 はハンドルを両手で持って操作しながら操作ボタンを押すことが多く、X線管装置の方向、位置によっては、ハンドルを持つ手が交差する、操作ボタンが押し難いなど問題があった。本デザインはこの具体的課題に対する解決型デザインであり、具体的には手動による片手操作でハンドルが自由に回転し、常に操作者の姿勢に追従し、楽な姿勢で操作可能としたデザインが評価された。

担当審査委員| 日高 一樹   五十嵐 久枝   森田 昌嗣   和田 達也  

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