GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
全身用X線CT診断装置 [東芝スキャナ Alexion TSX-032A]
事業主体名
東芝メディカルシステムズ株式会社
分類
医療機器に関する用品と設備
受賞企業
株式会社東芝 (東京都)
東芝メディカルシステムズ株式会社 (栃木県)
受賞番号
11G10026
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

患者に苦痛や負担を与えることなく、患部や臓器の状態を正確に撮影できるX線CT装置は医療の現場になくてはならない存在となっている。本装置は1回転、0.75秒の高速・高画質撮影能力をコンパクトなボディに搭載、高コストパフォーマンスを実現した。検査時間の短縮やX線被ばく量の低減といった身体的負荷軽減に加え、威圧感を与えない造形や色彩で患者の精神面にも配慮。医師、技師に対しては、スキャンからフィルミングまで一連の操作を流れるような対話形式で進められるナビモードにより、操作に伴う負担を大幅に軽減。CT操作に不慣れなスタッフでも確実な操作が可能となり、夜間・救急時でも安心かつ安全な検査環境を提供する。

プロデューサー

東芝メディカルシステムズ株式会社 CT事業部 事業部長 信太泰雄

ディレクター

株式会社東芝 デザインセンター 社会インフラデザイン担当 グループ長 伊豆裕一

デザイナー

株式会社東芝 デザインセンター 社会インフラデザイン担当 荻原 進,石原 富章,鈴木 淳也

詳細情報

http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/ct/alexion/index.html

発売
2010年11月17日
販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

検査室の改修には少なからず廃棄物が発生する。コンパクトにデザインすることで、既存の検査室への導入を容易にし環境負荷を低減した。さらに、設置期間の短縮により、検査業務の継続性にも寄与しいてる。また、小型のX線発生用管球の採用や、被ばく低減撮影機能は低電力での稼動を可能とし、省エネ性能を高めている。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

高画質を維持したまま低被ばくを実現すること。これまで最高級機種にのみ搭載していたノイズ低減機能や、患者体型に合わせて随時線量を調節する技術により、高画質を維持したまま従来比75%(最大)の被ばく低減を実現。画像診断の精度を犠牲にすることなく、患者の医療被ばくに対する不安を低減した。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

現代社会において生活習慣病は年々増加しており、病気の早期発見は人々の生活の中で重要な関心事となっている。高画質撮影が可能な本装置を低価格で提供することにより、従来CT設備がなかった病院にも導入が見込まれる。検査環境の充実は、病気の早期発見の可能性を高め、早期治療を促し、多くの人々の生活の質向上に貢献する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

医療関連産業は国の成長戦略において重要な位置付けにあるが、現状画像診断装置の分野においては、海外メーカーが大きなシェアを占めている。高画質低価格の普及機種CTを提供することは、わが国の医療施設の充実に寄与するだけでなく、諸外国とりわけ新興国に対して我が国の技術力を浸透することに資する。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

高齢化、医療費の増大、医師不足、病院経営の悪化など医療を取り巻く環境は厳しい。コストパフォーマンスの高い装置の普及により病気の早期発見を促し、こうした社会問題の改善に貢献する一方、環境面では省エネへの配慮、特定有害物質の使用削減を行うなど地球に優しい医用システムの提供を目指した。

ユーザー・社会に伝えたいこと

治療や検査を受ける際、患者は身体的にも精神的にも不安な状態が続く。その中で患者の身体的・精神的な不安を解消し、検査・診断を正確でスムーズに行えるようにデザインした。また、日々膨大な量の業務に追われる医師・技師に対しては、装置操作に伴うストレスをできる限り軽減し、診断精度の向上に貢献できる装置を実現した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

専門機器のため一般には販売不可。医用機器に関する展示会などで視察可能な場合あり。
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/products/ct/alexion/index.html

審査委員の評価

本CT診断装置は、高性能化による装置サイズの大型化、消費電力の増大、導入コスト、ランニングコストの上昇による装置導入の断念といった課題や、高性能化による操作の複雑化により、操作時間の延長によるユーザストレスの増加、サポートコストの増加という課題に対する解決型デザインである。本デザインは、高性能化しつつ全体をコンパクトで親しみやすいまとまりある形態とした点、医療関係者に対して一連の操作の流れを対話形式で進められ理解しやすいインターフェイスを採用した点が評価された。

担当審査委員| 日高 一樹   五十嵐 久枝   森田 昌嗣   和田 達也  

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