GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
レーザー水準機 [ローテーティングレーザー RL-H4C/RL-SV2S]
事業主体名
株式会社トプコン
分類
生産、加工、流通に関する用品と機器設備
受賞企業
株式会社トプコン (東京都)
受賞番号
11G09033
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

1台で直径800mまでの広い作業エリアをカバーできる建築・土木作業向けの回転レーザー。レーザー光を回転照射し、センサーで受けることでエリア内の任意の場所で高さを速やかに設定できる。RL-SV2Sは水平面に加え±15%までの傾斜面や垂直面もデジタルで設定することが可能。水平面で窓枠の位置決めなどの内装作業や基礎コンクリート打設作業、垂直面の壁立やU字溝の埋設工事、傾斜面で造成・整地工事、重機マシンコントロール、施工管理、など幅広い現場で活用可能。

ディレクター

株式会社トプコン ポジショニングBU デザイングループ 小野瀬純

デザイナー

株式会社トプコン ポジショニングBU デザイングループ 石井光男

よろしくお願いします

詳細情報

http://www.topcon.co.jp/positioning/products/product/laser/rlh4c.html

発売予定
2011年8月22日
価格

218,400 ~ 390,000円 (日本国内の販売定価)

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

部品同士の固定に使用する締結ビスを43%、部品の小型化、使用材料の変更、薄肉化などにより重量を25%削減した。消費電力においても、RL-H4Cは31%、RL-SV2Sで20%の削減を達成した。RL-SV2Sは水平設定と±15%までの傾斜設定と、横置きでのライン設定機能で、水平造成だけでなく排水、配水、床張り、壁立、敷石など一台で様々な工事場面で使用でき、用途による機種変更を不要にした。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

工事作業者にとって、たくさんの手間と時間を必要とする土地の平面造成と建築施工を大幅に効率化。本体の両側に設けた2本のハンドルにより両手で確実な設置が行えるだけでなく、利き腕の違いにかかわらない使いやすさを実現。省電力化やバッテリーの見直しで連続使用時間を60時間から100時間に大幅アップ。通常の日中作業で一週間以上の電池交換不要を実現。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

住宅やビル、工場など建造物の建設、農地や用水路など環境整備のためには「土地の造成工事」が必須である。造成工事においてレーザー機器の利用は、工期短縮と労働時間の削減効果がある。欧米ではレーザー機器を利用した効率的造成や施工が多く実施されている。日本を始めアジア地域では造成工事でのレーザー機器の利用が普及段階にあり、これを一般化させることは工費と工期を削減し、土木建設従事者の過酷な作業を軽減する。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

回転レーザーを始めとする土木建築用レーザー機器は、建設機械の自動運転や効率的な施工を可能にするために欠かせない道具である。人工衛星を利用したポジショニング技術(GNSS)と併用することで、二次元的位置情報に、高さ情報を加え、建設機械を自動制御させることも可能となった。今後レーザーセンサーやGNSSレシーバー搭載の無人運転可能な建設機械の利用の拡大が予想される。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

回転レーザーは直接的に社会や環境に働きかけるものではないが、住環境や施設建築、道路など社会・環境の整備を効率的に行うための道具である。回転レーザーを利用する施工の先進国であるアメリカなどでは、日曜大工から大規模な公共事業まで、様々な場面で使用されている。この度の東北関東大震災で破壊された町の再建には、効率的工事が求められており、回転レーザーを利用した造成・建設工事も盛んに行われることが予想される。

ユーザー・社会に伝えたいこと

測量機は、その使用者である測量士などを通じ、人々の社会生活の利便性や安全性、経済性などを向上させる社会基盤の整備に欠かせない道具である。このデザインにおいても、『使用者への心遣い』・『社会に役立つ道具を送り出すこと』を念頭にデザインすることに努めている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン
http://www.topcon.co.jp/positioning/products/product/laser/rlh4c.html

審査委員の評価

建築・土木現場で使用する回転式レーザー測定器。直径800mのエリア内の任意の場所で、個々の高さを瞬時に測定できる高度な水準器である。10年継続販売した前機種の、競争力強化のためのフルモデルチェンジである。内部構造の見直し、性能面の向上、使いやすさなど充分に改良され、造形的にもハンドル部分と一体となった四方フレーム構成が、製品の安定感・安心感を引き出している。イエローとグレー、機能と造形へのこだわりが一貫したアイデンティティを生む。これまでもこれからも、社会の基盤となる建設の現場において、作業者の誇りをバックアップし続けて欲しい。

担当審査委員| 山田 晃三   馬場 了   平野 哲行   村上 存  

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