GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
プラズマ表面処理装置 [ピエゾブラッシュ PZ1]
事業主体名
ラインハウゼンプラズマ社
分類
生産、加工、流通に関する用品と機器設備
受賞企業
株式会社アルス (大阪府)
受賞番号
11G09018
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

プラズマ処理は、昨今最も注目されている技術の1つです。樹脂や金属などの表面にプラズマを照射することで、その後の接着や塗装、印刷の密着性が飛躍的に向上します。洗浄効果も併せ持つ為、医療やエレクトロニクス業界にも応用が期待されています。世界的にプライマー等溶剤の使用が規制されてきている中、プラズマ表面処理は地球に優しく、新しい乾式処理法です。中でもこのハンディタイプのPZ-1は、従来真空中や高温で大掛かりな装置の下に行っていたプラズマ処理を、大気圧下、常温で可能にしました。人間工学に基づいたコンパクトなデザインで使いやすく、しかも省電力設計なので、特に手作業の現場や研究室に最適です。

デザイナー

ラインハウゼンプラズマ社

利用開始
2010年4月12日
価格

オープンプライス

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

便利さと用途の幅広さの追求。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

コンパクトなボディとペンタイプの持ち手により、机上での使用が簡単。「プラグ&プレイ」設計によって操作を徹底的にシンプルにすることにより、作業そのものへ集中できる。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

生活用品の補修、プラモデルや時計など、細かな部品の接着、塗装等、日常生活においても役立つような、幅広い用途が期待できる。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

大気圧プラズマ処理機は、これまでバッチ式やプライマーを使用して行われていた、煩わしい前処理工程を、一連の製造ライン内に組み込むことを可能にした。これにより、作業性の向上はもちろんのこと、ヒューマンエラーも極限まで減らすことができる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

樹脂や金属の良好な接着の為に、前処理として使用されていた溶剤は、環境破壊を理由に、現在国際的に制限されてきている。そこで、従来の湿式処理に替わる手段として注目されているのが、プラズマによる乾式処理であり、これは環境負荷が極めて少ない。さらに、ハンディタイプの”PZ1”においては、消費電力が20Wと、生活家電さえ凌ぐ省電力設計。人と地球に優しい、革新的モデルである。

ユーザー・社会に伝えたいこと

プラズマは固体、液体、気体に続く、物質の第4態といわれている。オーロラや太陽、雷など、宇宙の99.9%はプラズマであるにもかかわらず、我々はこの正体をほとんど理解できていない。この装置は、産業用途とは思えない優しいデザインと、簡便な操作性で、我々にプラズマをより身近に感じさせてくれる。

審査委員の評価

プラズマ処理は,プラズマ照射によって樹脂や金属などの表面に接着や塗装,印刷の密着性の向上や洗浄効果をもたらす,新しい表面処理技術である.本製品は,溶剤を用いず環境性に優れたプラズマ処理を真空中や高温中ではなく大気圧下,常温で容易に行なえる機能性,ユーザビリティを,無機質でないが産業機器としての信頼感を与える形状とモノトーンの配色でパッケージングした,優れたデザインとして高く評価した.

担当審査委員| 山田 晃三   馬場 了   平野 哲行   村上 存  

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