GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
小型トラック / 小型ハイブリッドトラック [日野デュトロ / 日野デュトロハイブリッド (標準キャブ / ワイドキャブ)]
事業主体名
日野自動車株式会社
分類
運輸・産業・土木建築関連車両・船舶、関連機器
受賞企業
日野自動車株式会社 (東京都)
受賞番号
11G08044
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

12年ぶりに全面改良した日野デュトロシリーズは「スマート&デライト」をキーワードに環境性能、安全性能、経済性、使用性、スタイルを高い次元でバランスさせた先進の小型トラックである。全車排出ガス規制をクリアし、新システムのハイブリット車はディーゼル車に対し50%(社内測定値)の燃費向上を達成。キャブは高い空力性能と広い室内スペースを両立したパッケージを実現。ドライビングポジションは様々な体型のユーザーに対応できる新シートスライド機構を採用。同時に広いドア開口と低い大型ステップで乗降性を向上。安全面では広く見やすい視界を確保するスリムなピラーと巻き込み事故防止に寄与する2面鏡式ミラーを標準装備した。

プロデューサー

日野自動車株式会社 製品開発部 チーフエンジニア 熊坂 正弘

ディレクター

日野自動車株式会社 デザイン部 デザイン室 第1デザイングループ 関口裕治

デザイナー

日野自動車株式会社 デザイン部 デザイン室 第1デザイングループ 福島裕輔、若生倫義 日野自動車株式会社 デザイン部 デザイン室 ビジュアルコミュニケーショングループ 加野晴也

詳細情報

http://www.hino.co.jp/dutro/index.html

発売
2011年7月2日
価格

3,523,000 ~ 5,188,000円

販売地域

国内・海外共通仕様

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

日野自動車は、世界で初めてハイブリッドシステムを商用車に搭載。1991年から累計10,000台以上を生産し、活躍の場を広げてきた。日野デュトロシリーズは新システムのハイブリット車をシリーズに加えるとともに、海外での製造のしやすさやリサイクルの容易な部品構成や材料を選択し、グローバルな環境で貢献しやすい商品の開発に取り組んだ。ユーザーに役立つ省燃費運転や安全運転講習会を継続的に実施している。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

世界各国の様々な体型のユーザーに対応できるようにシートを後ろ上がりにスライドする機構を採用し快適なドライビングポジションを実現。ドア開口を広げ、大型ステップを低く設定し、乗降性も向上させた。操作性を考えスイッチや機器をレイアウト。また交差点等での前方視界を向上させるためにスリムな幅のピラーや、巻き込み事故防止に寄与する2面鏡式ミラーを標準装備。低燃費運転を自然に促すメーターデザインも採用している。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

エクステリアデザインは親しみやすくシンプルなスタイルで威圧感を排除し景観や生活との調和に努めた。特にハイブリッド車は発進時、モーター走行ができ、低騒音で住宅地などでの配送や早朝の塵芥車としての使用など、生活に密着したシーンにも最適である。また荷台や外部に電力を供給できるようにすることで災害時などへの応用が可能。ハイブリッドシステムを発展させスマートグリッドに対応できる可能性もある。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

標準及びワイドキャブのインパネ本体はそれぞれ一種類とし、メーターなどのユニットは全車で共通化している。これにより生産性の向上、省資源化と共に多種多様な仕様に対応。また、全車尿素水を供給する必要が無い新排出ガス浄化システムを採用することで補給の手間、コストがゼロ、積載量への影響が小さく、同時に高い荷台架装性を実現。物流の効率化、低コスト化に大きく貢献できる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

高速走行の頻度の高いワイドキャブの外形は、キャブの前絞りやコーナーRの拡大により空力性能を向上。新ハイブリッドシステムは2トントラックの平均月間走行距離1,800kmで算出した場合、年間でドラム缶5本(1,000L)の燃料を削減でき、CO2低減量は杉の木8本分(約2.6トン)の効果がある。発進時はモーターのみでの走行も可能で、アイドルストップシステムも標準装備し、排出ガスだけでなく騒音も低減した。

ユーザー・社会に伝えたいこと

「スマート&デライト」をキーワードに賢い次世代の小型トラックシリーズを目指した。豊かなくらしに貢献できる商用車を単なる道具ではなく、愛着を持って長く使用できるよう魅力あるデザインを心がけた。ハイブリッド車はディーゼル車に対し燃費が50%(社内測定値)向上しているだけでなく、荷台や外部へ電力を供給するなど豊かな社会やくらしを創造するさらなる可能性を持った車両である。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

全国の日野販売会社でご購入いただけます。
http://www.hino.co.jp/dutro/index.html

審査委員の評価

ハイブリッド化でディーゼル車に対して50%も燃費を向上させ、安全面ではフロントピラーを細く外側に配したり、ドアーミラーを工夫することによって視界の向上を図り、巻込み事故防止にも配慮しているなど、今日の要求に応えるデザインであることが認められる。ヘッドライトも大きく設定し車格感も向上させている。室内はエコドライブを促すための計器類を設け、ドライバーの足元を広くするなどの工夫をしたり、シフトノブを大きく使いやすいものにしている点など、使いやすさをまじめに追求したつくりが評価に値する。収納ポケットの多さはドライバーにとってはうれしい。

担当審査委員| 山村 真一   木村 徹   原 研哉   福田 哲夫  

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