GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
リアコンビネーションランプ [車両後方用灯具]
事業主体名
株式会社 現代自動車日本技術研究所
分類
乗用車、バイク、自転車、モビリティ関連商品
受賞企業
株式会社現代自動車日本技術研究所 (千葉県)
受賞番号
11G08024
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

環境にやさしく、美しいリアコンビネーションランプを現代自動車日本技術研究所が発明し、Hyundai Sonata Hybridに搭載されたました。2007フランクフルトモーターショーで発表したショーカーのHyundai i-Blueに搭載したリアコンビネーションランプは美しく輝きながらLEDを削減し、省資源、省電力を実現した「環境にやさしく美しいデザイン」でした。その先進的なデザインが開発中であったハイブリッドカー「Hyundai Sonata Hybrid」のイメージにマッチした為、韓国本社の現代自動車R&Dヒュンダイデザインセンターと共同で量産化開発を行い、完成した製品です。

デザイナー

株式会社 現代自動車日本技術研究所 デザインチーム チーム長 鈴木 浩 株式会社 現代自動車R&D デザイン研究所 オ、セウク / キム、デスン

株式会社 現代自動車日本技術研究所 チーム長 鈴木 浩

発売
2011年5月1日
価格

25,795$

販売地域

国外市場向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

単純にコストや効率化などで我慢したデザインとなってはいけません。デザイナーとしての工夫を織り交ぜながら状況を逆手に取った発想が求められています。ランプの光源となるLEDの配置数に頼らない手法を日本文化に深く浸透している万華鏡をヒントに美しさと視認性、安全、省資源、省電力を両立しながら創造しました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

近年、販売されている車は、リアコンビネーションランプの光源として白熱電球よりLED を利用する割合が高くなっています。これは、白熱電球と比べて LED の消費電力が少なく長寿命で,しかも点灯するまでの時間が短い為、視認性が向上し安全だという利点があります。本案は点灯時に平面的では無く、視認性を高められ立体的な3Dに見えるランプを発明し、デザインした事で、更に安全性が向上した提案となりました。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

本案はLEDの数をいたずらに増やす事無く、消費電力の少ないLEDの利点を活かす為、反射面に模様を映し出す新しい手法を発明しデザインした事で、美しく輝くリアコンビネーションランプとなり、女性ユーザーを中心にジュエリーやネイルに似た美しい装飾外装部品へと興味や関心を高めます。更に安全や危険を知らせるライトが美しく輝く事は生活を豊かにするデザインのひとつだと信じます。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

以前はリアコンビネーションランプに車両片側あたり LEDが60個も搭載された車種が存在しました。それは発光面積にLEDを隙間なく並べたデザインだった為、数多くのLEDを必要としたからです。本案はメインとなるテール&ストップをわずか7個のLEDで構成しており 省資源, 省電力を実現する「環境にやさしく、美しい」 原理アイデアとなりました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

美しく輝くランプで人々に安全や警告を伝えられたら・・・。しかも、LEDの数を減らして配線や消費電力も含めて省資源、省電力が出来たら・・・。との思いが、デザイナーの発明を切っ掛けに実現しました。我々はこれからも効率化やコストだけを追求する事無く、工夫を凝らして美しいデザインを社会や環境に提案し続けます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

万華鏡は古来より日本文化に浸透し、美しい模様を楽しむ娯楽品でしたが、現代社会から強く求められている環境にやさしく 省資源、省電力を可能とする製品開発のヒントとなり、のぞき見る物から照明へと進化しました。また、従来の万華鏡には無い反射面に立体を映し込む新たな手法も発明し、技術特許として登録しています。更に美しく輝く照明として新しい可能を広げました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

韓国やアメリカなどで購入可能。

審査委員の評価

ますます個性を要求される自動車のリア―コンビネーションランプにおいて、工学的にも合理性のある万華鏡をヒントに、高価なLEDの個数を抑えながら車格感を犠牲にすることなく特長を出しているのが巧みだ。自動車の灯火類はその燃費に大きく影響する。製造コストを抑えながら見栄えを落とさず、しかも特徴を出すという二律背反を成立させつつエネルギーの削減に努めている点が評価できる。

担当審査委員| 山村 真一   木村 徹   原 研哉   福田 哲夫  

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