GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
一棟丸ごとリノベーション分譲マンション [ReNOA元住吉(リノア元住吉)]
事業主体名
株式会社リビタ
分類
住宅
受賞企業
株式会社リビタ (東京都)
受賞番号
11G05002
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

遊休社宅を一棟丸ごとリノベーションした分譲マンション。永く愛着を持って住むための機能回復と、ハード・ソフトのデザインにより、環境負荷の低いライフスタイルを提案した。建物の持つ「古さ」を積極的に評価し、耐久性向上とともに経年の味わいを楽しめるデザインとした鋼板のファサード、増築したエントランスと1F共用廊下とのレベル差を解消するための回遊性のあるスロープ状のハーブガーデン、専有部は自由設計でライフスタイルに合わせた住まいを実現。更に太陽光発電や日本初の集合住宅におけるco2排出権取引への参加、車や倉庫のシェアリングにより環境性能を高め、ワークショップを通じ、愛着やコミュニティ醸成を図っている。

プロデューサー

株式会社リビタ 長瀬徳之 勝岡裕貴 三好千恵美

ディレクター

小山光+株式会社キー・オペレーション一級建築士事務所

デザイナー

小山光+株式会社キー・オペレーション一級建築士事務所 株式会社タクトプラン建築事務所東京 株式会社フルフィール

小山 光

詳細情報

http://rebita.co.jp/motosumi

利用開始
2011年2月28日
価格

3,180 ~ 3,980万円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

昨今、住宅の環境対応が求められているが一部の新築住宅における取組が主流である。そんな中、本プロジェクトでは、再生可能エネルギー(太陽光発電システム)やLED照明の採用、電力見える化やco2排出権取引を導入。更にコミュニティや愛着を醸成することで永く使われる建物を目指した。日本の既存ストックの環境対応、環境性能向上の可能性を拓いたと考える。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

エントランスから1階フロアへの段差解消のために設けたスロープは、バリアフリー性能を向上させるだけでなく、ハーブを摘んだり植栽を楽しめるスロープガーデンとし楽しんで使える通路とした。また、コミュニティスペースはスロープガーデンに大きく窓を開くことで、通りがかる入居者と緩やかに顔を合わせができるきっかけの場とした。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

本物件では、邪魔になるがあると便利なもの(空気入れや脚立、電動ドライバ等)を共有するシェアリング倉庫、スペースシェア型の屋上菜園、不要な本を持ち寄るコミュニティスペース内のライブラリなどを設けマンション内でのシェアに始まり、地元解放型のカーシェアリングや他物件の管理組合との交流など、人と人との物件内の小さなつながりから外へ開かれた物と情報のシェアを実施している。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

太陽光発電やLED照明によるco2削減、電力見える化を通じ、国内クレジット制度の承認を受け、集合住宅では日本初となる排出権取引を実現した。産業部門へ偏りがちなco2削減や電力使用制限などを、住宅部門に於いても実現したケースを本物件で作ることで、集合住宅に於けるco2削減実施の広がりにつなげ、環境対策を産業部門へ過度に頼るのではなく、バランスよく各分野で負担するきっかけとなる。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

本物件の事業化を通じて実現した環境性能を向上させるための仕組みやコミュニティ形成のしかけは、販売時だけでなく入居後にも評価されている。今後こうした手法が広く社会に認知され、同様の試みが広がることで、既存ストック活用社会の実現に寄与できると考えている。

ユーザー・社会に伝えたいこと

日本にはまだまだ環境性能を高め、快適なコミュニティを形成できる既存建物が多くある。太陽光発電や排出権取引などの技術面だけでなく、それぞれの建物の特徴を生かしたデザインを施すことで建物を再生し、入居者の理想を実現する専有部の設計をし、周辺住民にも愛されるデザイン施していくことで、環境に溶け込み、建物を永く大切に持続させ、経済的にも環境にも負荷の少ない住まい方ができることを伝えたい。

審査委員の評価

遊休社宅を丸ごと分譲マンションへとリノベーションした計画である。今後も、この種のリノベーションの持続的な展開を期待したい。

担当審査委員| 難波 和彦   千葉 学   手塚 由比  

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