GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [知粋館(ちすいかん)]
事業主体名
株式会社構造計画研究所
分類
住宅
受賞企業
株式会社杉浦英一建築設計事務所 (東京都)
株式会社構造計画研究所 (東京都)
清水建設株式会社 (東京都)
受賞番号
11G05022
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

「知粋館」は、世界で初めて横揺れだけでなく縦揺れの地震にも対応する三次元免震を実用化した先進的集合住宅で、国交省の「超長期住宅先導的モデル事業」に採択された。また、住宅地である周辺環境への調和、自由度を持ったプランニング、維持更新性の確保、自然エネルギーの活用など、都市おける集住体としてのあり方を追求した。維持管理の面では、設計図書・施工記録・維持管理履歴などの情報を一元管理する住宅履歴管理システム「SMILE」を駆使した情報管理を行っている。さらに、免震装置やエネルギー環境をモニタリングし、データを長期蓄積・分析する事で、想定した性能を検証する場としての活用も意図されている。

プロデューサー

株式会社構造計画研究所 服部正太

ディレクター

株式会社杉浦英一建築設計事務所 杉浦英一

デザイナー

株式会社杉浦英一建築設計事務所 杉浦英一

杉浦英一

詳細情報

http://chisuikan.kke.co.jp

利用開始
2011年3月3日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-6-8

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

フレキシブルで高耐久なスケルトンを支える装置として三次元免震装置を世界で初めて建物全体に実装した。十分な劣化対策措置を施した駆体に本装置を採用することで耐用性を飛躍的に高めた。また、省エネルギー性能やバリアフリーアクセスにおいても長期優良住宅への適合に配慮した。その他、住宅履歴管理システムを活用しリフォームやメンテナンスを効率的に行う事で、省資源・産業廃棄物の減少へとつなぐ事も可能とした。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

共有スペースにはすべて手摺を設け、かつエレベータを設置し、各住戸へのバリアフリーアクセスを可能にした。また、スケール感を落としたアットホームな空間と吹抜けで光に満ちた開放的な空間が混在する、変化に富んだ住空間とした。前面には植栽帯を設け、豊かな環境作りと前面道路からプライバシー保護の役割をする。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

1階はPS梁を使用し、今後のニーズの変化にも対応可能な無柱住居空間とした。2?3階は周辺建物にあわせた高さとし、街並みに対して威圧感を与えないように配慮した。各住居は独立性を高めた分棟形式の住居空間とし、メゾネットタイプなど多様なプランで自由度の高い空間とした。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

世界で初めて三次元免震システムを建物全体に採用した。地震による横揺れに加え、縦揺れも低減する三次元免震装置システム「ハイパーエアサスペンション」を新たに開発、実用化した。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

設計情報や施工記録、竣工後の維持管理情報を一元化して蓄積した住宅履歴とともに環境情報の測定、記録も行い、それらのデータを活用し次世代に継承する。「いいものをつくってきちんと手入れし長く大切に使う」というサスティナブル社会の実現に寄与する。

ユーザー・社会に伝えたいこと

今回の震災により、建築は人間を守るシェルターであるという至極当然の摂理が再認識され、また、図らずも世界初の三次元免震の有効性が実証されてしまった。建物は ○耐震性・耐久性に優れている事 ○省エネルギーに配慮されている事 ○維持更新性が確保されている事等「いいものを長く使う」という価値観が根底にあり、なおかつ、その実現のために創造性・斬新性・文化性が存分に発揮されたものであってほしいと考える。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-6-8
http://chisuikan.kke.co.jp

審査委員の評価

住宅としてのデザイン性の高さと本格的な免震構造を両立させているところは評価に値する。建物のボリュームも分節化されることで、街並みに調和した適度なスケール感ととなっている。

担当審査委員| 難波 和彦   千葉 学   手塚 由比  

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