GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [イニシア八王子明神町]
事業主体名
株式会社コスモスイニシア
分類
住宅
受賞企業
株式会社コスモスイニシア (東京都)
フジ都市開発株式会社 (静岡県)
受賞番号
11G05015
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

八王子の古くからある閑静な住宅地の中にこの集合住宅は建設されました。この界隈は趣のある路地が点在し古くからの地域コミュニティーがありました。今回の集合住宅の共用空間において、屋外・屋内、そして可動間仕切りにより領域性に曖昧さを持たせた【路地的空間】を再生させました。平日・休日の様々な時間帯で、多世代の交わりが生まれることを期待しています。住戸の間取りに関しても、リビングダイニング空間を路地的な配置いし、可動間仕切りによって曖昧な領域性を保ちながら各居室が連なるプランニングを検討しました。住戸内部での暮らしや、共用部における生活の中で、かつての日本人の暮らし感覚を再生できればと考えます。

プロデューサー

株式会社コスモスイニシア

ディレクター

株式会社コスモスイニシア建築監理部

デザイナー

株式会社三輪設計事務所東京支社/株式会社タウンスケープ研究所

利用開始
2011年3月23日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都八王子市

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

現代の社会はネット環境の充実など対人接触の少ない生活環境が進行しています。日常の簡単な挨拶や、同じ価値観を持つ住民同士の時間と空間の共有を少しでも促進できる点に、建築空間の効果がより求められると思います。対人接触や、時間と空間の共有を生み出すことで、集合住宅においての持続可能な関係性を継続して育んでいければと考えております。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

共用部や住戸の内部の空間性や領域性において、日常および時間軸の経過の過程での≪間合い≫と≪つながりの曖昧性≫の自由度を体感することで、従来の日本の路地空間などが生み出していた家の内外の心地良いつながり方を再生できると考えております。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

集住することの利点として、人の目によるセキュリティーや、新しく生まれる出会いや活動が期待されます。住人の方の個性によるところが多いのですが、共用と住戸の空間の定義よっても大きな影響をうけると思います。この建物では、家族や家族たちが、それぞれの距離感や空間の間合いを調整しながら共存できることを期待しています。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

空間の領域を曖昧に設定できる手法を共用部と住戸の内部に導入しています。これらの機能により従来の心地良い体感を残しながら、様々な機能を持つ間仕切りシステムを開発しました。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

個の中に情報が集中し、対人の交流もデジタルな機器を通じての実施が一般化しています。便利になった反面、退化している部分も露見し始めています。人の眼によりセキュリティーや同じ価値観での時間・空間共有を誘引できることで、集住の居住環境としての社会的機能を少しでも補完できればと考えます。

ユーザー・社会に伝えたいこと

対人能力が弱くなっていると様々な場面で感じることが増えてきました。建築デザインですべてを解けるとは思いませんが、空間の≪領域性≫≪場の持つ力≫≪コモンのあり方・位置≫によって、大きく影響を与えていると思います。より人と人とが交流しやすい視点での空間デザインがより加速していると感じています。

審査委員の評価

路地のような半外部的な共用空間が、住む人が行き交う魅力的な場となっている。住戸のプランにも路地的なアイデアを取り込み廊下を無くす工夫がなされているところも評価に値する。

担当審査委員| 難波 和彦   千葉 学   手塚 由比  

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