GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
極小コラム構造 [筒井の家]
事業主体名
野口豊高
分類
住宅
受賞企業
岡部義孝建築設計事務所 (福岡県)
野口豊高建築構造設計 (福岡県)
受賞番号
11G05089
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

敷地は、西暦663年の<白村江の戦い>で大敗した日本が、天智天皇の命を受け山城を築いた大野山の裾にあり、今でも歴史的文化財の多くが眠るため、埋蔵文化財保護地区に指定された場所である。また、敷地は道路より30m程入り込んだボトル型形状をしているため敷地奥では通風に難があった。ここに、オーナーは親と同居し、自らの事務所を構えるため、1階をピロティとする3階建て住宅に建替えることに決めた。地下の埋蔵文化財を守り、周辺環境と良好な関係を望み、極力小さな構造断面となる「極小コラム構造」を開発により、空間の内外に構造と一体化した開放的デザインによる住宅環境計画を行った。

プロデューサー

野口豊高建築構造設計 代表 野口豊高

ディレクター

岡部義孝建築設計事務所 代表 岡部義孝

デザイナー

岡部義孝+野口豊高

左より岡部義孝と野口豊高

詳細情報

http://www.yoarcs.com/

利用開始
2011年3月17日
販売地域

日本国内向け

設置場所

福岡県大野城市筒井1丁目

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

この住宅が取り組んだことは、住宅が持続可能な建築であるだけではありません。我々は、地域特性の保護に取り組み、また、共有可能な既存環境の向上にも取り組みました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

エレベーター設備が、そのための単なる機械スペースとならないよう構造特性を活かし、階段室と共に光の井戸と風の抜け道となっている。機能的側面の強いものをもっと人に優しい場所、あるいは仕掛けとして提供している。また、遮蔽する日差しと取り入れる風のバランスによって、年間を通じた省エネ対策を行いながら居心地のよい場所を身体への提供することを目指した。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

1階のピロティによって、周辺とのウェットな環境は改善された。外部への環境配慮にも役立っているようである。周囲に配慮した場所に住むことは、地域との交流にとっても有効な手がかりとなっています。環境は囲うのではなくお互いに解放できるものとなる方向性が提供できたと思います。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

敷地には、様々な特性があり地域性があります。今後、今回の東日本大震災のような状況に対して身構えるとどのくらいの負担を想定すべきかは、わかりません。しかしながら、敷地の特性に応じた生活環境をサスティナブルに提供し、時代のライフスタイルに添って、周辺と共有する環境をより良く提案できる住宅産業デザインの一つではないかと考えます。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

一戸でも生産過程に生じるエネルギーの無駄を省き、CO2の削減に努力することは必要な事と考えます。また、経済的側面や共有環境作りのデザインとして、より社会に馴染みやすいのではないでしょうか。今回の構造の樹木的形態は、太古から存在する省エネ構造の源ではないかと考えています。これを機にさらに建築技術の向上につながる事を期待しています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

敷地や既存環境を共有財産として捉えていくこと、技術とデザインによってさらに、地域や周辺環境に貢献することが、自らの環境価値を高めていく事なのです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

福岡県大野城市筒井1丁目6-17 野口豊高建築構造設計
http://yoarcs.com

審査委員の評価

極小コラムとう名の通り、構造を極限まで小さくした提案が面白い。構造の存在感が限りなく薄いので街に対しても大変開放的で良い。

担当審査委員| 難波 和彦   千葉 学   手塚 由比  

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