GOOD DESIGN AWARD

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特別賞
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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [エスエー ハウス]
事業主体名
施主
分類
住宅
受賞企業
公立前橋工科大学 (群馬県)
株式会社石田敏明建築設計事務所 (東京都)
受賞番号
11G05070
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

計画地域には、歴史的で緑豊かな環境を維持保全するため建蔽率や容積率のほかに建物後退距離や緑被率等かなりタイトな地域協定がある。また、敷地間口が狭く細長い敷地形状も加わり、これら諸条件をもとに編成材を用いたパネル構法や廊下を排した合理的な室配列を導いた。各室は、梁間(短手)方向に間仕切られ、それぞれ床や建具の素材を変えた多様な表現としている。架構システムによる抽象的なヴォリュームとしての外観と,多種多様な素材で構成された小さな単位の空間を組み合わせることで、建築により複雑で多様な場を形成している。

プロデューサー

石田敏明

ディレクター

石田敏明

デザイナー

石田敏明

詳細情報

http://URL:http://homepage2.nifty.com/ishida-archi/

引渡
2009年1月30日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

エネルギーの考え方はパッシブデザインとした。自然採光、自然通風、二重カーテンによる受熱調整を行い均一な熱環境を構築、建物外皮を外断熱とすることによる高い断熱性能の確保。また、LDKの床を地面より600㎜程度下げることによる安定した熱環境の形成、さらに温水床暖房設備による輻射暖房の導入。敷地内のグラウンドは雨水を自然浸透させるため土と植栽で被覆し、常緑樹と落葉樹を植栽することにより日照を調整。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

厚60㎜の杉編成材を内装材として使用することによる断熱・調湿効果、また雨水の自然浸透、植栽計画を含んだ自然採光、自然通風等による建物内と周縁部の微気候形成。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

敷地間口が狭く、南北に奥行きのある特異な敷地形状を生かし、かつ近隣との友好な関係をする配置計画。また、居住性の性能と建物有効広さの同時確保。特に、建物を梁間(短手)方向に間仕切るプランニング、階段の2箇所設置は、動線の選択が可能となり住まい手の自由度を高めている。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

架構は杉の間伐材を利用した厚60㎜の編成材をユニット化し使用している。大規模な活用が困難であった国産の間伐材を用いた編成材を使用することにより、国内産業(林業)の活性化に寄与。また、現場では材同士を金物により接合し、欠損を最小限とすることによる廃材の排出低減。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

ゆったりとした敷地周辺環境を生かした、開口部による自然採光、自然通風、二重カーテンによる受熱調整を行うパッシブなエネルギー計画。外装材は熱負荷が少なく高耐久・低汚染性能を持つセラミクリーンタイル塗装としメンテナンスの低減に配慮、など現状のまち並みに対する新しい風景の創出と低炭素社会の実現を目指した、省エネルギーの配慮、自然エネルギー利用と効果的な空調・空気質計画。

ユーザー・社会に伝えたいこと

架構システムによる抽象的なボリュームとしての外観と、多種多様な素材で構成された小さな単位で構成された空間を組み合わせることで、小さな建築にもより複雑で都市的な風景をつくることができる。

審査委員の評価

シンプルな外観からは想像できないほど、多様な内部空間が展開している住宅である。小さな住宅でありながら、実際以上の奥行きや広がりが感じられる空間として可能性に溢れている。また、家族も多様な個人の集まりであり、住まいでの活動も様々であるといった現代性を象徴しているようでもある。

担当審査委員| 難波 和彦   千葉 学   手塚 由比  

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