GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
森と住処を結ぶ「小径木だけで創る」空間システム [小径木空間システム]
事業主体名
長谷川順持建築デザインオフィス 株式会社
分類
住宅
受賞企業
長谷川順持建築デザインオフィス株式会社 (東京都)
受賞番号
11G05054
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本構想の90×90、45×90、45×75三種類の小径材は、国有林の6割を占めながら、未活用な30年未満の小径丸太を原材料とする。4間4方を覆うには、これまでは8寸程度の横架材を用いてきた在来構法。この架構システムでは90角以上の材を用いない。少子高齢化時代にふさわしい「小さな家」への呼応や、被災者住宅を循環性に配慮して構築することも可能となる。純粋国産材建築に誰もが住み得る希望を成し、林業の衰退に歯止めをかけることにも結びたい。製造エネルギーを要する集成材や、ベニヤにも頼り過ぎない新手法の開発で、これからの地産地消「森と生活を結ぶかたち」を供給する。

プロデューサー

長谷川 順持/トーキョーインタラクティブ・長谷川建築デザイン 大崎 勝也/大崎材木店

ディレクター

長谷川順持

デザイナー

長谷川順持

詳細情報

http://kenchikuka-jutaku.org/wg_report/relief/hasegawa110527.pdf

利用開始
2011年10月13日
価格

5,500,000 ~ 10,000,000円 (内部仕様に自由度があり、総額は暫定)

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

建設可能地

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

この架構によれば、三種類の小径木材を組み上げるだけで住処提供が可能。国産規格材の最小単位の活用は、再利用性がすこぶる高い。常住住居として自然災害への被災地住居として、活用の幅は広い。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

木材がもつ温かみ、あるいは癒し効果は理屈を超えて日本人の共通な感性であるが、さらにこれらが「森」と結ばれ、持続社会を実現するストーリー性へと、感性価値は更に高まろう。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

4間4方とは16坪であるが、戦後の珠玉小住宅が15坪であることとにも呼応し、国産材のみでこしらえる現代の小住宅を、現代の生活者目線でリ・デザインできるスケルトンを目指す。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

日本全国、遍く存在する末口14センチ以下の小径丸太を活かし、16坪のオープンな間取りを担保する架構スケルトンが提供できれば、国産材の小さな家を求める居住者マーケットに大きな貢献を成す。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

このスケルトンを用いた住居展開例には電気自動車がビルトインされる。インテリアとしての自動車・蓄電環境装置が、CO2を蓄える国産材・合板不使用建築に内包されるシナリオ。ライフスタイルとしてのエコ性を美的に示したい。

ユーザー・社会に伝えたいこと

森と住処、未来と伝統、自然環境と生活環境、、、、生活者がこれまで別々に概念化してきたコトやモノを、この小径木システムが、おおらかに統合してくれることを願います。ささやかな空間ですが大胆な「想い」に裏書きされた、この空間スタイルは、近未来思考で、けっして先祖帰り思考ではありません。「森を着こなす」を、キャッチフレーズに、さりげなく着こなして欲しいです。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

現在、全国で活用できるよう、恊働者と共に準備中です
http://www.interactive-concept.co.jp http://hasejun.exblog.jp/

審査委員の評価

間伐材による新しい構造システムの提案として注目したい。最終的にどのような住空間がデザインできるのかはまだ不確定だが、国内の林業再生の一環としても大きな可能性を秘めているように思われる。

担当審査委員| 難波 和彦   千葉 学   手塚 由比  

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