GOOD DESIGN AWARD

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2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
新築住宅 [大正浪漫邸宅]
事業主体名
株式会社 平成建設
分類
住宅
受賞企業
株式会社平成建設 (静岡県)
受賞番号
11G05046
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

少しずつ変化してきているものの、まだ建築業界はスクラップ&ビルドの世界を抜け切っていない。この住宅は、『再生・循環』『優れた素材を後世に残す』をキーワードに、建物を器(うつわ)としてとらえ、建具・ランプ・しつらえ、家具といった、古材を再利用するために建物全体をデザインした。単純に古い材料を再利用するのではなく、『良い素材は形を変え残っていく』ということを実感させられる意匠。古民家再生とは違い、間取や構造、設備等を現代の基準に合わせ、優れた材料をパーツと考え取り込んで残していく、この概念はこれからの『ものつくり』の根幹になるものだと考えます。

デザイナー

角谷 良一

設計士 角谷良一

詳細情報

http://www.freedesign-home.net/lifestyle/designworks/work48.html

竣工
2010年11月20日
販売地域

日本国内向け

設置場所

静岡県沼津市

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

古くてすばらしい素材を現代に活かす事を第一に取り組みました。新しい材料も取り付けた瞬間から古い素材になる。しかし、本当によい素材は受け継がれ、形を変えて活かされ、数百年の刻(とき)をこえます。GDPの10%を占める建築業界において、簡便さや効率ばかりを求めるのではなく、再生・循環をベースとした新しい建築を提案しています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

古材のもつ、味わい深い風合いと、それに合わせてデザインされた空間のしつらえは、安らぎや落着きを与えてくれます。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

パッシブデザインの観点から、古人の知恵である通り抜け土間を作り、そこに井戸水を通して格子戸をあけ、風と水を通すことで夏場の涼をとりこみます。冬場は土壌を利用した土壌蓄熱式床暖房の採用で、快適に生活できるように設計するなど、古材利用と調和する暮らしを提供します。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

毎年多く排出される古材を建築資材として再生、循環を促す一つの方法として利用する。また、古民家再生とは違い、建物立地や構造の自由度、生活方法を現代に合わせながら使用することが出来る手法です。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

毎年多くの民家、寺社が解体されていきます。古材として再利用される物もありますが多くが廃材として処分されます。再生、循環をキーワードとし、古き良きものを再利用するため建物をデザインすることは、循環を促す、一つの答えではないか、単純に古材の再利用ととらえず、『良いものは刻(とき)を超えて残っていく』といった、社会的に求められるであろう、これからの『ものつくり』の精神の根幹になるものだと考えています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

古民家を再生することでは限られた古材しか使うことはできません。優れた素材を見直し、再び新築住宅として活かしていく。このプロジェクトは古材の歴史や記憶を、次の世代へと残していく一つの手法になりえると考えます。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

静岡県沼津市

審査委員の評価

単なる古民家再生と違い、古き良き材料をを見事に現代の住宅の中に取り込み、元々のパーツの魅力を十二分に発揮させているところが評価に値する。非常に丁寧に仕上げられた作品だと思う。古材を使った住宅のあり方として新しい提案が出来ている。

担当審査委員| 難波 和彦   千葉 学   手塚 由比  

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