GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
Bath room [Sphiano]
事業主体名
株式会社LIXIL
分類
住宅設備機器
受賞企業
株式会社LIXIL(住設・建材カンパニー) (愛知県)
受賞番号
11G04050
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

新しい水まわりの提案「Sphiano」は、洗面・バス・トイレが占有する個別空間を解き放ち、ひと繋がりの快適な水まわりを創出します。「Foam spa」のマイクロバブル生成技術は「泡浴」というこれまでに無い寛ぎのスタイルを可能にすると同時に、湯気の拡散を抑制し耐湿空間として閉じていた水回りをリビング空間へと開放します。元来日本の住まいは外部の自然環境や近隣社会と繋がり、屋内も緩やかな仕切りで広く繋がる空間でした。未曾有の震災で協力し合う人々の姿が、私たちに価値観の見直しを迫るように、「Sphiano」はシェルター化し閉じていく現代の暮らしや住まいの価値観に変化をもたらします。

プロデューサー

株式会社LIXIL 上席執行役員 住設・建材カンパニー 商品本部 副本部長 深尾 修司

ディレクター

株式会社LIXIL 住設・建材カンパニー 商品本部 商品企画統括部 統括部長 酒井 正樹

デザイナー

株式会社LIXIL 住設・建材カンパニー 商品本部 商品企画統括部 商品企画部 安北 和郎、大嶋 浩一、坂本 啓悟、小川 朋位、海外商品開発統括部 海外商品開発部 篠崎 正樹、水まわり総合技術研究所 臼井 英二、商品開発統括部 設備商品開発部 安藤 良彦

詳細情報

http://global.inax.lixil.co.jp/sphiano/

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

住宅、パブリック関わらず水まわり空間全般

問い合せ先

株式会社LIXIL 住設・建材カンパニー お客さま相談センター

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

ユーザーに我慢を強いることなく、より文化度の高い生活がそのまま水の節約に繋がることを目指しました。「Foam Spa」は使用水量を従来の半分に抑えつつ、かつてない高品位な癒しを日々体験いただけます。また洗面器やトイレにも当社メカトロ技術の粋を集め、環境性能を高めつつ使いやすさを向上しました。これらの思想や技術を、ミラノサローネやキッチンバスチャイナを通じて海外に向けて発信しています。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

石鹸の泡とは異なるマイクロバブルに身体を包まれる感覚は、水圧の影響の無い温浴感と同時に心理的な癒しの効果を生み、これまでには無い経験価値を提供します。また湯気の拡散を抑制するマイクロバブルの効果は、バスルームをリビングに繋がる空間に進化させることが可能であり、耐湿空間として壁やガラスで仕切られたこれまでのバスルームでは体験することができなかったリビングでのくつろぎ感の提供を可能にします。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

洗面・バス・トイレが占有する個別の空間を解き放ち、ひとつながりの快適な水まわりが生まれることで、暮らしの中での水まわりの営みを「身体の清潔にする空間」から「多彩な生活行為の場」へと転換させることを可能にします。個々の機器も使い手との距離感が拡がることで、大らかな表情づくりが可能となり、これまでの「設備機器」の次元から「空間の設え」へとその性格が変化し、暮らしの質を進化させる役割を担います。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

水まわり空間の開放は空間設計の自由度を高め、余剰化した建築ストックの活用を促します。泡浴が実現する新しいライフスタイルや暮らしの価値とともに、建築構造やインテリアデザインに新たな変革をもたらします。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

「Foam spa」による泡浴は従来の入浴で使用する水量を大幅に削減させ、入浴における水利用の新しい標準を導く可能性を持ちます。また先進のテクノロジーによって水を賢く扱うことのできるトイレやセンサー水栓とともに、暮らしの中で水を扱うということへの新たな気付きを促し、水を大切に扱うという暮らし方を、実践可能なライフスタイルとして確立していくビジョンを提供します。

ユーザー・社会に伝えたいこと

暮らしの中にあたりまえに存在し日々の営みが行われる領域が水まわりです。しかし慣れてしまった感覚に今一度意識を向け、最新のテクノロジーや文化が培った暮らし方の知恵で、水まわりをよりシンプルで自然な方向に変化させていきたいという想いでデザインを進めました。水まわりを「生活に活力を与える領域」へと変化させていく一歩とし、今後更に取り組みを進めたいと考えています。

審査委員の評価

泡浴やワンバスルーム提案は、今までもそれぞれに提案がされていたが、この商品群はこの両者をうまく組み合わせ、日本のバスルームの開放化やリビング化を提案している。湯船の蓋となるマイクロバブルのクリーミーな泡の触感は高級な癒しを与える。泡を作り出すシステムや浴槽の各部材は丁寧にデザインされている。

担当審査委員| 山本 秀夫   岩崎 一郎   川上 元美   橋田 規子  

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