GOOD DESIGN AWARD

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CC

2011

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
枕 [無呼吸予防枕「NERO」]
事業主体名
株式会社 高嶌
分類
家具・インテリア用品
受賞企業
株式会社高嶌 (大阪府)
受賞番号
11G04018
受賞概要
2011年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本製品は無呼吸症候群(以下SAS)の予防、防止を目的にSASを研究している医師と共に開発した枕です。 SASは睡眠中に自分の舌で喉を塞ぎ、呼吸のできない状態が原因とされています。睡眠中に呼吸ができないため、身体に大きな負担がかかります。症状の一例として日中に猛烈な眠気が襲われます、新幹線やトラックの運転手による事故は大きな社会問題になりました。SASは体格に関係なく仰向けに眠ると誰にでも起こるものです。独特の形状は眠る姿勢を問わずに舌がノドを塞ぐことを予防するデザインであり、この形が健康的な睡眠を可能にしています。

プロデューサー

株式会社 高嶌 代表取締役 社長 高嶌 久登

ディレクター

株式会社 高嶌 代表取締役 社長/商品企画開発室 室長 高嶌 久登

デザイナー

医誠会病院 病院長 丸川 征四郎 株式会社 高嶌 代表取締役 社長/商品企画開発室 室長 高嶌 久登

医誠会病院 院長 丸川 征四郎

発売予定
2011年10月5日
価格

オープンプライス

販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

日本全国の病院、小売店、通販

受賞対象の詳細

開発・企画について

サステナブル社会(持続可能な社会)の実現に向けて、応募対象が取り組んだこと

SASは身体にも悪影響を与えますが、日中強烈な眠気が起こり意識を失うため、社会に与える影響も大きいです。しかし多くの方はその病気に気がつかず、また病気に気がつき予防するにも大きな経済的・身体的な負担があります。また保険適用にも高いハードルが存在し予防の普及の足かせになっています。私たちは安全で健康的な社会が継続するために、だれにでも手軽で簡単にSASの予防を始められる製品開発をおこないました。

デザインについて

「身体・人間」の視点からみて、応募対象が提供できること

本製品はうつぶせ気味の横向き寝を前提に設計しているため、睡眠中に舌は口元の方向へと移動し、舌根沈下が防止されると共に睡眠中の無呼吸を回避します。不慣れな姿勢をとる必要なく、睡眠時無呼吸症候群を予防することができる製品です。使用者は使用による身体的苦痛を感じることはなく、睡眠状態を改善します。弾力性能のある素材を使用し、高齢者や筋力の衰えている方でも楽に寝返りが打てることを可能としています。

「生活」の視点からみて、応募対象が提供できること

睡眠時無呼吸症候群は睡眠時の姿勢を変化させることが有効であります。本製品の使用は使用者の日常を大きく変化させることはなく、使用者の生活や健康を守ることに繋がります。また、医療的治療ではないため医療費を必要とせず、非常に経済的であります。突然の眠気等SASの日常生活に与える影響は大きいため、日常の中で誰でも気軽に使うことが出来、複雑な技術を必要としないで予防が可能となる本製品は重要な意味があります。

「産業」の視点からみて、応募対象が提供できること

無呼吸症候群(SAS)は、日中に猛烈な眠気をもたらし、生命の危険度が高い事故に繋がる恐れがあります。運送業やタクシーなど運転業務社の中にはSAS診断が義務づけている所もあります。しかし診断基準の高さから保険適用外での治療となることが多く、個人、企業の負担は大きくなっています。本製品はSASに関わる治療費負担を軽減し、個人の健康を支えるとともに運転・運送業界の安全を支援できると考えています。

「社会・環境」の視点からみて、応募対象が提供できること

本製品はドクター・スミスブランドとして展開している製品のひとつです。これまでドクター・スミスは、炭を原料に消臭や除湿など素材が自然に暮らしを快適にする生活用品を提案してきました。自然の循環を考え年間生産量を厳しく管理生産する炭焼きは、自然を天然のままにではなく人の暮らしと自然・里山がより良く関わる共生の精神に基づいています。

ユーザー・社会に伝えたいこと

人間以外の生物は睡眠中に無呼吸を起こしません。進化の過程で二足歩行を選んだ人類は、同時に無呼吸になりやすい身体をもってしまったと言われています。無呼吸症は仰向けで眠ると誰でも起こりえますが、睡眠中で意識がないため自分で認識することはできません。私自身も無呼吸症であることが製品開発の実験中にわかりました。生活の中で眠気を感じ、イビキをかく方は、SAS診断を受けるか眠り方を変えることをお勧めします。

審査委員の評価

無呼吸症候群の予防や防止を目的に医学的見地から引き出された身体的要因を是正する枕。気道が確保された姿勢になるようなデザイン開発により、高齢者や筋力の衰えた人でも楽に寝返りがうて、いびきや無呼吸の予防の工夫がされている。

担当審査委員| 山本 秀夫   岩崎 一郎   川上 元美   橋田 規子  

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