GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
デジタルパブリックアート [出発の星座]
事業主体名
JST CREST「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト
領域/分類
ネットワーク領域 - パブリックコミュニケーション
受賞企業
東京大学/JST CREST「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト (東京都)
受賞番号
10E16013
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

羽田空港出発ロビー天井に設置された星空のディスプレイで、タイムテーブルに合わせて飛行機のシルエットが目的地へ飛び立ちます。この作品は、「粒子型ディスプレイシステム」を応用。天井の金網の裏に星の配置に合わせて設置した3,000個のLEDを、毎秒250回高速に点滅しスクロールした画像を表示し、鑑賞者は目の残像現象によって、高精細な飛行機の映像を見ることができます。 天井にキラキラと星が瞬く様子は、旅の昂揚感をさらに高めてくれることでしょう。空港ロビーが、開放感あふれるいきいきとした空間へと変容します。※天井のLEDは、羽田空港が出来た日の星座と同じ位置に配置。空港は再び星空を取り戻しました。

プロデューサー

東京大学/JST CREST「デジタルパブリックアートを創出する技術」プロジェクト

ディレクター

鈴木康広,廣瀬通孝

デザイナー

鈴木康広、佐藤宗彦、西坂信哉、鳥越祐輔、泉原厚史、西村邦裕、谷川智洋

鈴木康広

詳細情報

http://www.satomunehiko.com/works/constellation-of-departure/

展示公開
2010年10月8日
設置場所

羽田空港(東京国際空港), 東京

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

不特定多数の利用客が行き交う公共空間である空港。それぞれの旅行者にはそれぞれの豊かな物語があります。しかし、高度にシステム化され皆が慌ただしく旅路を急ぐ空港では、そのことを忘れがちです。このデジタルパブリックアート作品では、そのような人々にふと立ち止まってもらい、その豊かな物語に思いを馳せてもらうことを目的としました.

デザイナーのコメント

プロジェクトを通して、公共空間での建築と情報技術のあり方を実践的に考える機会となりました。準備段階では、利用客と運営する側の視点、テナントへの配慮、消防法など、すべての条件を調停し、予測不能の成り行きに流体を扱うような感覚でつねに柔軟にプランを変更し対応する態勢が求められました。本事例をより多くのクリエーターに伝えることで、空港が新たなコミュニケーションのプラットホームとなることを期待しています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

不特定多数の利用客が行き交う公共空間である空港。それぞれの旅行者にはそれぞれの豊かな物語があります。しかし、高度にシステム化され皆が慌ただしく旅路を急ぐ空港では、そのことを忘れがちです。このデジタルパブリックアート作品では、そのような人々にふと立ち止まってもらい、その豊かな物語に思いを馳せてもらうことを目的としました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

多くの人が忘れてしまっている旅の高揚感や旅行者が持つそれぞれの物語を、再認識できることで空港という公共空間での体験が豊かなものとなった。また、空港にとっては、通常の旅客以外が空港を訪れることで、イメージアップと売り上げの向上がもたらされた。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

旅行者のそれぞれの目的地へ飛ぶ飛行機のシルエットを映し出すことで、直接の繋がりのない他者である旅行者どうしに共通の体験を生み、コミュニケーションを誘発することで空港での体験をより豊かなものにした。「粒子型ディスプレイシステム」の技術を用いることで、省資源省エネルギーな少ない画素数によるディスプレイでの情報提示を実現した。

審査委員の評価

先端テクノロジーにより、殺風景な空港ロビーが魅力的な空間へ。これにより旅立つ人々の高揚感が高まり、その空間の意味合いも変わってくる、素晴らしい取り組みである。

担当審査委員| 佐藤 可士和   永井 一史   中谷 日出  

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