GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
第四次海士町総合振興計画 島の幸福論 [海士町をつくる24の提案]
事業主体名
海士町
領域/分類
社会領域 - まちづくり・地域づくり
受賞企業
島根県海士町 (島根県)
株式会社studio-L (大阪府)
受賞番号
10D08010
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

総合振興計画は、町の10年間の指針となる計画です。一般的には、行政施策が一覧になっている難しい冊子しかありません。海士町では住民一人ひとりが主体的にまちづくりに関わるために「第四次海士町総合振興計画(別冊) 海士町をつくる24 の提案」という絵本のような冊子もつくりました。この冊子は、生活者の視点からの課題を抽出し、24 の「まちづくり具体案」が掲載されています。各具体案は、1 人でできることから10 人、100 人、さらには1000 人の力を合わせてできることに分けて示しています。また、まちづくりの手順を紹介し、すべての住民がまちづくりに取り組みやすくするための提案シートも付属しています。

プロデューサー

吉元操、松前一孝

ディレクター

山崎亮 (studio-L)

デザイナー

西上ありさ、神庭慎次、岡崎エミ、醍醐孝典 (以上、studio-L)

詳細情報

http://www.town.ama.shimane.jp/

利用開始、発売
2009年4月1日
価格

2,000円

販売地域

日本国内向け

設置場所

海士町役場

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

この計画は、人口2400人の島で15歳から70歳までの50人の住民が参画してつくりました。目標は①計画づくりに参画しなかった住民も実行したくなる計画をつくる、②「島の幸福」を住民みんなの手で実現することです。

デザイナーのコメント

「島の幸福論」は町民の「自分たちの島は自ら築く」という挑戦の意思と一人ひとりが足元から小さな幸福を積み上げていこうという思いが込められています。わたしたちデザイナーは、「島の幸福とは何か?」について考える創造的な場、幸福論を実現するためのツール、実現の促進と仲間を増やすしくみ等、これら一連の状況をデザインしました。多くの人がまちづくりに挑戦し、「島に生きる幸せ」を実感して欲しいと思っています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

島の幸福は、このまちに住む一人ひとりがまちに関わることから少しずつ醸成されます。そのため中学生以上のすべての町民を対象としました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

町民参画型の計画づくりに携わった町民には、まちづくりは楽しいこと、仲間ができること、自分の知識や技術に磨きをかける機会を提供しました。一方、計画づくりに携わらなかった町民には、まちづくりにいつでも関われること、やりたいことはいつでも提案できること、提案する場所や手順などを明らかにし、解決策について一緒に考えるための状況を提供しています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

行政職員、漁師、中学生などこの計画づくりの参加者は、みんなひとりの町民として参加しました。1人でできることは1人で、10人でできることは10人で、100人でできることは100人でやってしまえばいい。1000人以上集まらなければできないことだけを行政に頼めばいい。ということをわかりやすく示すためにこれらの計画をつくり、活用するしくみをつくりました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

海士町教育委員会地域共育課

審査委員の評価

地方の山村、農村、漁村などは実は想像以上に疲弊が激しい地域が多い。経済主導の社会から隔離され生きる術が見つからないからだ。大上段にこうやればいいという答えはない。突き詰めれば住民が何に価値を感じ、何を行動し、将来どうしていきたいか? ということである。つまり答えは自分で探るしかない。この「島の幸福論 (別冊)海士町をつくる24の提案」は島根県の美しい小島、海土町が今後10年どこに向かい何をするべきか?わかり易くまとめたものである。別冊では生活者の視点からの課題を抽出し、どんな状況で何をしたらいいか?という今までに無い観点で提案する生き方の指針であり、それこそが元気なまちづくりに繋がっていくという、今までに無いわかり易く明快な地域づくり手法論である。

担当審査委員| 南雲 勝志   森田 昌嗣   安田 幸一  

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