GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
過疎地域の交流スペース:デザイン+セルフビルド [中里村重地プロジェクト×8年間]
事業主体名
大地の芸術祭実行委員会
領域/分類
社会領域 - まちづくり・地域づくり
受賞企業
山田良+山田綾子+札幌市立大学デザイン学部山田ゼミ (北海道)
受賞番号
10D08005
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

北陸の過疎集落での、休憩・交流スペースの制作・設置、8年間におよぶ活動です。2002年秋より現在に至るまで、地域住民のどなたでも利用できる公共空間をデザインしています。2003年には農作業の間の休憩スペース兼共用の庭として、広場をデザインしました。素材には集落の解体家屋の柱・梁を利用し、記憶をともなう空間となっています。2006年には集落40世帯の庭や玄関に、オーダーメードのベンチを設置。こちらも家屋の廃材によりつくられています。2009年には、集落の名所である池のほとりに、陶芸を展示するギャラリー空間をデザイン・設営しました。住民のみなさんの陶芸作品を展示する場所となっています。

プロデューサー

大地の芸術祭実行委員会

ディレクター

山田良+山田綾子

デザイナー

山田良+山田綾子+札幌市立大学デザイン学部山田ゼミ+重地集落の人々

山田良:デザイナー・製作者

利用開始
2009年7月26日
販売地域

日本国内向け

設置場所

新潟県十日町市中里

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

プロダクト作品としての目標はありません。長期に関わり、集落の歴史、住民の地域への想いを、本当に理解しながらデザイン+制作を継続することでしょうか。集落全世帯の住民とのコミュニケーションを通してデザイン+制作される作品は、大衆をターゲットとしたものではなくなり、それぞれの利用者の表情を想像しながらスタディされます。わたしの気持ちの揺れも作品に写り込むこととなり、プロセス全体が有機的となりました。

デザイナーのコメント

集落内に長期生活しながら構想し、制作しました。製作活動そのものがコミュニケーションを生み、プロダクトとしての成果だけではなく、制作プロセス=あらたな場づくりとなっています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

新潟県山間部の集落「重地集落」のみなさん。集落を訪れるすべての人々。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

集落内のコミュニケーションが目に見えるようになったこと。家屋に刻まれた記憶が目に見えるようになったこと。住民と来訪者との交流の場となったこと。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

柱・梁などの廃材処分となった木材を有効利用する目的から、プロジェクト全体がスタートしています。リユースによる有効活用のみならず、集落、住民の想いと記憶を継承するデザイン+制作となっています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

新潟県十日町市中里重地集落
http://www.echigo-tsumari.jp/artworks

審査委員の評価

北陸の過疎集落での、8年間にもおよぶ休憩・交流スペースの制作・設置活動である。農作業のあい間の休憩スペースとバス停を兼ねた広場を、解体家屋の柱や梁材を利用して製作している。素材そのものに愛着があるため、住民の思いも強くなる仕組みが面白い。同じく廃材を利用して集落40世帯の庭や玄関に特製のベンチを設置している。デザイナーもこの集落に住み、地域住民と対話しながら手作りで町を作っているそのプロセスも高く評価された。

担当審査委員| 南雲 勝志   森田 昌嗣   安田 幸一  

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