GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
看護師用パソコンカート [ナースキャリーライト]
事業主体名
株式会社岡村製作所
領域/分類
社会領域 - 医療関連機器設備
受賞企業
株式会社岡村製作所 (神奈川県)
受賞番号
10D01008
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

電子カルテを導入している病院では、看護師が病室で患者に処置、投薬、バイタルチェックを施す際、患者のベッドサイドでパソコンを開き、電子カルテの内容を閲覧し入力を行うためのカートが必要です。「ナースキャリーライト」は、天板上での作業の快適性、夜間でも静かに移動できる静音性、看護に必要な器材を適量運搬する収納機能を満たしながらも、軽やかな走行性・旋回性を追求した看護師用パソコンカートです。「カンチタイプ」はナースステーションに戻ったときにナーステーブルに挟み込んで省スペース化を図ることができ、「昇降天板タイプ」は体格により使いやすい高さに調節できる機能を備えています。

プロデューサー

株式会社岡村製作所 マーケティング本部パブリック製品部 小倉裕生

デザイナー

株式会社岡村製作所 デザイン本部製品デザイン部 小野菜穂

詳細情報

http://www.okamura.co.jp/company/topics/medical/2009/nursecarry_light.php

発売
2009年10月7日
価格

100,600 ~ 149,800円

販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

「看護師の負担を軽減する」また「患者にも負担をかけない」この2点を主要な目標としました。看護師は様々な仕事に追われ、大変忙しい日常を送っています。その負担を少しでも軽減することで、心に余裕をもって笑顔で患者に接する場を生み出したいと考えました。また病室という限られた空間の中で治療に専念している患者が、やすらぎのある時間を過ごせるように、不要な負担をかけないことも目指しました。

デザイナーのコメント

従来の重いカートは、腰を曲げ力を入れて操作する必要がありました。その体制は足腰に大変な負担がかかります。女性の力でも、無理なく自然な体勢で持ち運ぶ事ができるものを目指しました。また、患者さんから見た場合も、入院環境が少しでも穏やかになるように、やわらかいフォルムとカラーを心がけました。看護師の方が背筋を伸ばし、颯爽とカートを押して巡回する姿が患者さんに力を与えてくれることでしょう。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

電子カルテを導入している病院の看護師または看護の補助をする看護助手。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

まずカート機能として、無理なく自然な体勢でのカート操作を可能にするとともに、軽やかな操作性や旋回性を提供します。また必要な器材の収納は必要量を臨機応変に増減できます。トレーは4方からアクセスできるので狭い病室でカートを動かす必要がありません。次にパソコン作業は病室での入力作業だけでなく、ナースステーションでの座っての使いやすさも実現しています。他に衛生面から清掃のしやすさにも配慮しています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

静音性確保のため、トレーを上から押さえ込むような機能をレールに付加してがたつきを防止するとともに、静音キャスターを採用しています。また安全性は、治療用のチューブやコードを巻き込むことがないような配慮や鋭利さを排除した形状で実現しています。さらに医療器具としての冷たさを感じさせない、親しみやすく愛らしいスタイリングと配色が患者の気持ちを和やかにします。環境配慮としては、分別設計などを実践しています。

審査委員の評価

「患者さんを元気にさせる」というデザインコンセプトは開発者の情熱を感じることができて大変素晴らしいと感じた。納入事例や看護師からのヒアリングから現場で本当に求められている機能を整理し、機動性という魅力を導きだし、それを丁寧なデザイン処理で、使い易く、ホスピタリティを感じさせるカートになっている。患者さん、看護士、どちらの人に対しても優しいプロダクトに仕上がっている。

担当審査委員| ムラタ・チアキ   馬場 了   山本 秀夫   和田 達也  

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