GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
ITシステム運用管理 [Hitachi IT Operations Suite]
事業主体名
株式会社日立製作所
領域/分類
仕事領域 - 産業・企業向けサービスシステム
受賞企業
株式会社日立製作所 (東京都)
受賞番号
10C06004
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

●用途 企業内の複数のITシステムを管理するソフトウェア ●目的 ITシステムの構成や稼働状態を把握し、障害発生時の原因究明を支援して、ITシステムを安定稼動させる ●特長 本製品ではトポロジカルリストビューと呼ばれる新たな情報表示画面を開発し、複雑なITシステムを整理して視覚化した。トポロジカルリストビューでは各機器の状態・ネットワーク構成・障害発生元の機器とその波及範囲を自動的に解析・統合し、複雑なシステム構造を論理的に整理して、リストで表示する。これによりシステム管理者は、高度な知識と洞察力、忍耐力が必要な障害原因を特定する負担の多い作業から開放され、復旧までの時間を低減した。

プロデューサー

株式会社日立製作所 情報・通信システム社 ソフトウェア事業部 久芳靖,大坂弘江

ディレクター

株式会社日立製作所 デザイン本部 町田和久/情報・通信システム社 ソフトウェア事業部 荒砥偉浩

デザイナー

株式会社日立製作所 デザイン本部 藤井勉、伴真秀、稲田高洋、南谷圭持/情報・通信システム社 ソフトウェア事業部 石田貴一、一瀬匡志、小野能嗣、有坂剛、溝手裕二

詳細情報

http://itoperations.hds.com

発売
2009年4月28日
価格

5,000US$ (IT機器25台を管理するライセンス価格)

販売地域

国外市場向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

●本システムで提供したい価値 企業のITシステム管理者が、分厚いマニュアルや高額なITコンサルタントの助けなしに、多数の複雑なシステムを負担少なく運用・管理できる。●価値を全世界に向けて提供するための3つの目標 ・高い操作性の実現 ・短時間で障害を復旧するための効果的な支援情報の提供 ・グローバルマーケットを視野に入れたビジュアルデザイン

デザイナーのコメント

「プロフェッショナルの道具の機能美は素晴らしく、デジタルの世界でもそうあるべきだ」という思想のもと、機能性と操作性を徹底的に追求。「高機能なソフトウェアの操作性を事前に設計し尽くすことと、ユーザーの画面遷移やプログラムの動きを完全に文書化することは不可能」との設計方針を立て、デザイナーの知見と感性に基づき全画面レビューした。100余りの画面に対し、1600件のプログラムの動きとビジュアルを改善。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

中規模企業のITシステムの管理に携わる、システム管理者をターゲットユーザーとした。中規模企業のシステム管理者の多くは、ITシステムの専門家ではない。しかし、高度化、複雑化したITシステムを安定稼動し、ひとたび障害が起こると、迅速に復旧することが求められている。さらに、情報漏えいへの意識の高まりから、ITシステムのセキュリティを高度に保つことが求められている。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

複雑なITシステムを、論理的に整理して可視化したトポロジカルリストビュー(TLV)を提供。これにより、専門知識なしに複雑化したITシステムの管理を実現。障害原因の自動解析機能を提供。障害発生時、障害原因の機器とその波及範囲だけが、TLVに表示される。必要な情報だけを素早く把握でき、復旧までの時間を劇的に短縮。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

システム管理者の利用実態把握のため、1年にわたる市場調査を実施。結果、管理者は「障害原因の究明に苦労」し、「ソフトウェアに高い操作性を求める」ことが判明。そのため調査結果のユーザーニーズに真に合致し、人間中心設計に基づいた機能性と操作性の高いソフトウェアをめざした。たとえば機能性向上では、障害発生時にすばやい復旧をめざす管理者を支援する情報提供を検討し、デザインに反映した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://itoperations.hds.com/en/Pages/default.aspx
http://itoperations.hds.com/en/Pages/default.aspx

審査委員の評価

目に見えない莫大なデータを安全かつ確実に管理し、事故を未然に防止し、万が一障害が起きた場合は迅速に対処することが社会インフラとしてのIT化には必須条件である。本申請は障害発生時の的確、迅速な対応が求められる課題に対して人の判断、対策作業のプロセスを視覚的整理、効果により支援する課題解決型デザインである。人の判断や管理の容易性をデザインアプローチにより解決した点で高く評価した。

担当審査委員| 紺野 登   國澤 好衛   日高 一樹  

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