GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン金賞

受賞対象名
ヒビヤカダン 日比谷公園店 [日比谷公園 売店第一号]
事業主体名
株式会社日比谷花壇
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
株式会社日比谷花壇 (東京都)
受賞番号
10C05019
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

花屋の建て替え。高さはかつての店舗に揃えた7.5m、広さも床面積100m2弱を細切れにした小さな建築群である。それぞれの棟の4辺は全てが大きな開口部になっており、単純な室内とは言い難い開放感に溢れたインテリアができた。公園に茂る木々に覆われた空間がつくり出す、室外でありながら単純な室外でないような緩やかな環境に対峙するため、建築の内外を隔てる境界の曖昧さを追求した。天井は遠く、壁はほとんどない。そんな建築のかけらのようなものが集まっているだけの軽く小さな建築に、それぞれが固有性を持つ周辺の風景のいずれに対してもフィットする多面性が、驚くほどの密度で詰め込まれている。そんな建築になった。

デザイナー

有限会社乾久美子建築設計事務所 乾久美子

詳細情報

http://www.hibiyakadan.com/hibiyakouenten/

利用開始
2009年11月27日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都千代田区日比谷公園1

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

公園入り口の脇という敷地のエッジに建つため、都市と公園の両方に応答する必要があると感じた。そのため、公園の環境にフィットさせつつ、都市側の環境にも関連づいたボキャブラリーを開発しようとした。高さの揃った縦横比の違う群棟という様相は、スケールは違えども、周囲のビル群に共鳴可能だと思えた。また、木陰のように、内外が曖昧な空間の構造を持つ建物にすることで、公園の建築に求められる開放感を達成しようとした。

デザイナーのコメント

単純な室内とは言い難い開放感に溢れたインテリアができたと思います。公園に茂る木々に覆われた空間がつくり出す、室外でありながら単純な室外でないような緩やかな環境を味わっていただきたいと思っています。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

公園内イベント参加者や公園施設の利用者。丸の内や永田町などから花を買い求めにいらっしゃる、企業・官公庁関係者。また、銀座や丸の内でショッピングを楽しんだり、日生劇場や帝国ホテルへ訪れた際に、公園へ立ち寄られる方など。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

公園らしい、木陰のような明るく開放的な空間で、花を観賞し買い求めるという経験を生み出しています。また、門の脇に建ち、都市と公園の環境を繋ぐ空間を提供することにより、この公園自体の価値を再発見する機会を提供しています。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都千代田区日比谷公園1 (日比谷公園内 日比谷門脇)
http://www.hibiyakadan.com/hibiyakouenten/

審査委員の評価

都心の公園では街並が重要な風景の要素になっている。この花屋は日比谷公園の入口近く、街並との境界に建っており、街から公園に向かっても公園から街を眺めても、その佇まいが凛と迎えてくれる。5つに分棟された箱は開口を大きく、それぞれの景色を取り込んで環境と調和している。分棟したことで全体を軽くリズミカルにすると同時に、街並との共鳴に成功している。都心の公園で、「素」「然」「凛」といったイメージが自然に湧いてくる見事な建築である。

担当審査委員| 乾 久美子   千葉 学   廣村 正彰  

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