GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
英語塾 [oral reading space えいごや]
事業主体名
株式会社えいごや
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
株式会社えいごや (神奈川県)
株式会社木津潤平建築設計事務所 (神奈川県)
受賞番号
10C05014
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

独自の教育手法を持つ学習塾にふさわしい学びの空間のインテリアデザイン。「開放的で集中できる空間」の創出のため、壁を天井からぶら下げるという上下反転の空間を創り出した。天井から床上1.4mまで、3つの「キャビン(小屋)」をぶら下げる。内側に、家型の光天井を設置する。光天井がキャビン内の空間をやわらかで均一な光で包み、かつ、適度に音を吸収する。下部空間には、木と鉄を組み合わせた、透過性の高い本棚をパーティションとして設置し、開放感を損ねずにやわらかく視線を制御しながらスペースを仕切っている。お互いの気配が心地よいノイズとなって伝わり、つながりを感じ合えるような適度な距離感を生み出した。

プロデューサー

株式会社えいごや 代表取締役 伊藤雄吉

ディレクター

株式会社木津潤平建築設計事務所 代表取締役 木津潤平

デザイナー

木津潤平

詳細情報

http://www.eigoya.jp/index.html

利用開始
2008年7月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県藤沢市湘南台3-7-4 クリエイト湘南1F

問い合せ先

株式会社木津潤平建築設計事務所
Email: info@kiz-architect.com
URL: http://www.kiz-architect.com/

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

気配、ノイズ、光、互いの距離に配慮しながら、「開放的で集中できる空間」を創造することを目標とした。互いの気配が心地良いノイズとなって包みこむ様なコミュニケーション空間を目指し、リラックスできる開放感と勉強に集中できる落着きを兼ね備えた空間の囲い方を模索した。「学びの場」のための新しい空間モデルを創造し、空間のあり方そのものが、えいごやの理念や手法を目に見える形で発信することを目指した。

デザイナーのコメント

学習塾の空間のあり方について議論されることはこれまで全くなかった。だからこそ、「学びの場」としての新しいモデルを生み出す責任があると考えた。えいごやが掲げる確固たる理念や哲学、音読という学習法の原点と、真正面から取り組むことで、自ずと、誰も見たことのない空間が出来上がる筈であると信じてスタディを重ねた。出来上がった空間で、生徒が全く違和感を見せずに自然に授業を受けていると聞き、大変嬉しく思う。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

株式会社えいごやは全年齢を対象とした新しい学習の形を提案する学習施設である。Oral Reading Spaceえいごやは、独自に研究・開発した教育手法を実践する場であり、個別指導を中心とした授業を行っている。「oral reading spaceえいごや」は、その実践の場となる学習教室で、小学生高学年から社会人までの幅広い層が対象のユーザーとなる。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

従来の様な、閉鎖的で静かな環境では、隣のブースから聞こえてくる声や物音はストレスの対象となるため、テキストを声に出して読むことがためらわれ、oral reading(音読)の授業が実現できない。そこで、カフェの様に開放的で、お互いが同じ空間を共有することを許しあえるような関係をつくりだし、お互いの出す声や気配が心地よいノイズとなって、リラックスした状態でコミュニケーションができる空間とした。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

往来の多い通りに面した1階の空間を最大限に活用し、学習スペースを隠すことなく、ガラス張りで積極的に外に見せている。生き生きと勉強に打ち込む生徒の姿から、えいごやの理念や魅力が直感的に伝わるように考えた。また、ミニコンサートやワークショップなどのイベントも開催できるフレキシビリティを確保し、学習塾という場の持つ可能性や未来像について、インテリアデザインによって提示できるような空間を目指した。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県藤沢市湘南台3-7-4 クリエイト湘南1F
http://www.eigoya.jp/

審査委員の評価

高さの設定など、キャビンの下の空間が本当に心地よいかの評価はわかれた。しかし、学習塾の運営方針と空間づくりをリンクさせながら、新しい教育手法を作り上げようとする意気込みや、チャレンジ精神に対して高く評価した。

担当審査委員| 乾 久美子   千葉 学   廣村 正彰  

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