GOOD DESIGN AWARD

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2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
事務所・ギャラリー [日産自動車グローバル本社]
事業主体名
日産自動車株式会社
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
株式会社竹中工務店 (東京都)
受賞番号
10C05011
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

日産自動車は160以上の国や地域で商品・サービスを提供しているグローバル企業であり、事業をより効率的、クロス・ファンクショナルに運営するため2009年8月に本社を東京から創業の地横浜に移転した。5?22階の高層部の本社機構には約2,800人の従業員が在籍する。低層部には国内外で販売される車に加えヘリテージカーやコンセプトカーなど約30台が展示でき、技術や企業情報の発信コーナー、グッズショップやカフェのある4,000㎡のギャラリーと600人収容のホールを配している。更にギャラリーの2階レベルでは横浜駅とみなとみらい21地区をつなぐ公共通路を貫通させ、新たな都市動線を創出している。

プロデューサー

日産自動車株式会社

ディレクター

設計監督 谷口建築設計研究所 谷口吉生 設計統括 株式会社竹中工務店 設計部 白川裕信

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 白川裕信、住田悟良

竹中工務店設計部 左/白川裕信 右/住田悟良

詳細情報

http://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/HQ/

利用開始
2009年8月18日
販売地域

日本国内向け

設置場所

神奈川県横浜市西区高島1-1-1

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

グローバルな価値創造のできる本社ビルの実現を目標に、先進的かつ柔軟性のある環境創造を目指した。そのために「シンプルで機能的」、「先進的でフレキシブル」、「快適で安全」、「環境にやさしい」、「機能・デザイン・品質・経済性を高次元でバランス」という5つの基本コンセプトを設定し設計を進めた。

デザイナーのコメント

日産自動車は自動車文化を通して環境に貢献することを企業活動のコアの一つとしており、これを本社デザインに於いてどのように実現するかということが大きな課題でした。国際コンペが実施され、コンペ期中で発注者との厳しい議論が交わされ、この結果を次回の提案にフィードバックするというプロセスの中で、竣工に到るまで揺らぐことの無い案の骨格がオーソライズされ、当初のネライどおり竣工しました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

・高層部オフィスはグローバル本社としてクロスファンクショナルな活動により新しい価値創造を目指すオフィスワーカーが使用対象。・低層部ギャラリーは自動車を通した企業文化の発信スペースとして位置づけ、展示だけでなく広く地域に開かれた広場として一般の人々も利用対象。・ギャラリーを貫通する公共通路は、横浜駅とMM21地区を繋ぐ歩行者流動の基幹施設として不特定多数の歩行者が利用対象。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

・オフィス空間は物理的、視覚的に一体化させ、働く人が部門の枠を超えて触発しあい、新しい価値を創造し、絶えず組織の全体を掴めるような環境を提供している。・ギャラリーにはカフェも併設し、新しい都市広場として様々なアクティビティを受容する。・公共通路は、歩行者に高い利便性と快適性を提供し、一方企業に対しては不特定多数への情報発信スペースとしてビジネス拡大のチャンスを提供している。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

・貫通通路は全ての人に開放し、そこから先はセキュリティレベルに応じて人の動線を立体的に整理した。これに最小限の有人警備を加え課題解決を図った。・外装はガラスカーテンウォール+ルーバーとし、眺望の確保、直達日射の遮断、ライトシェルフ機能を持たせ、快適な室内環境を実現している。オフィスとしてはCASBEEの日本最高位の数値の認証を受け、環境省のクールシティ制度の適用も受けている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

神奈川県横浜市西区高島1-1-1
http://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/HQ/

審査委員の評価

現代におけるオフィスビルが取り組むべき様々な課題、つまり環境への取り組みや公共性の獲得、あるいは均質になりがちなオフィスにおけるコミュニケイティブな空間の創出などを極めて高次元で実現している点を高く評価した。特に縁側状の空間を持った平面計画や公共通路の導入など、本社ビルだからこそできる取り組みは、日本を代表する企業の姿勢としても好感の持てるものである。

担当審査委員| 乾 久美子   千葉 学   廣村 正彰  

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