GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
事務所 ・ 共同住宅 [文英堂ビル]
事業主体名
文祥商事株式会社
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
株式会社竹中工務店 (東京都)
受賞番号
10C05005
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

歴史ある街割の中で、風情を残すエリアに位置するオフィスの建替計画である。住居用途を誘導する都市計画上の指定によるオフィスと住宅の複合建築である。地下1階、地上11階建て、鉄骨鉄筋コンクリート+鉄骨造で、1階をエントランス階とし、2階?8階をオフィス、上層階の9階?11階を共同住宅としている。効率的でフレキシビリティの高いオフィス空間の積層の上部に組み木のように交叉させるメゾネット形式とフラット形式の住戸を重ねた。住戸間には共用外部空間を挿入し、ビル上層に路地を囲んだ小さな街並みを生み出した。「遠望に開かれるビュー」と「路地を抜ける光と風」が対比的な特徴ある都市住宅となっている。

プロデューサー

文祥商事株式会社 益井欽一

ディレクター

株式会社竹中工務店 設計部 廣島正明

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 鈴木重則、阪田恵理

竣工
2009年8月27日
販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都新宿区岩戸町

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

環境を含めた基本性能を高め、市場競争力の改善し、事業の再構築を図る。「環境的な北と南の二面性」「事務所と住宅の用途的な重層」という都市文脈に起因する二重性を直接外観にあらわし、特徴的な都市景観を創造する。下部のオープンオフィスと上部の特徴的な内外部空間をもつハウジングの重層による都市職住に対する多様な方向性の提示する。

デザイナーのコメント

都市の文脈が持つ様々な「重層」をキーワードに環境との接点を慎重にデザインに展開することで豊かな職住環境を追求した。「南北の環境の差異」、「上下層の用途の差異」を特徴としてダイレクトに重ね、表出させることで、特徴ある都市景観の創造を目指した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

中・小規模オフィスビルテナント及び都市居住者(特にSOHOニーズに対応)

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

効率を追求したフレキシビリティの高いオープンなオフィスプラン。避難バルコニーと外部階段を接続させることにより、回遊動線を生み利便性を高めている。上層の住宅は、組木のように重ね合わせた交差メゾネット構成により外部共用空間を挿入し、ビル上部に路地を囲んだ小さな街並みをつくり、通風・採光に配慮し、住戸環境を向上させた。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

周辺地盤への影響・建設時CO2排出を最小限とするために既存建物の地下躯体および地上土圧壁を山留め壁として有効利用した。採光が安定する北側は、ガラススクリーン、南側は、高さを絞り横連窓とするなど日射条件により、開口調整した。事務所開口のサッシ下枠に組み込んだ換気ユニットにより、中間期の快適な自然通風を可能とした。住戸は光庭により多面に開かれ光と風の抜けが感じられる豊かな空間となっている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都新宿区岩戸町17

審査委員の評価

オフィスと集合住居の複合ビルは、東京ではありふれたビルディングタイプであるが、それらはとかく全く異なる建築がバラバラに重ねられたように、無造作に扱われたものが多く見られる。そうした中でこの計画は、この2つのプログラムそれぞれの快適性を損なうことなく1つの建築として統合的に巧みにデザインし、都市の景観の質の向上に大きく貢献している。その点を高く評価した。

担当審査委員| 乾 久美子   千葉 学   廣村 正彰  

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