GOOD DESIGN AWARD

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2010

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

受賞対象名
社屋 [中川政七商店新社屋]
事業主体名
株式会社中川政七商店
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
株式会社中川政七商店 (奈良県)
受賞番号
10C05003
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

奈良晒の老舗として約300年の歴史をもつ、奈良市の中川政七商店の新社屋。コンセプトは暮らすように仕事する「未来の町屋」。アートディレクションはグッドデザインカンパニー代表の水野学氏。設計は建築家・吉村靖孝氏。事務所、倉庫、ショールームの機能を備えている。機能別にカラフルに色分けされた6棟の家のような外観は平屋建てで、近隣の住宅にも違和感なく溶け込んでいる。内部は広い開口部でつながっているが、隣棟との高低差により執務エリアは光を取り込み、明るくなるよう工夫がされている。町の賑わいと家の落ち着きを兼ね備えた希有な空間となっている。

プロデューサー

株式会社中川政七商店

ディレクター

水野学

デザイナー

吉村靖孝

建築家 吉村靖孝氏

利用開始
2010年3月5日
販売地域

日本国内向け

設置場所

奈良市東九条町1112-1

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

労働環境の改善とこれまで離れていた事業部の統合。

デザイナーのコメント

麻を扱う老舗の新社屋です。細長い6本の家型が背後の住宅地へと連なる構成は、本店のある奈良旧市街の町屋を手本にしました。駐車場で通りと建物を分断せず建物を道路に寄せそこからの距離による手前と奥をつくり、また各棟の高低差にハイサイドライトを設けて明るい執務室と暗い倉庫をつくっています。単純な構成でありながらさまざまな質をもった空間が生まれ、オフィスを均質さから開放します。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

社員、スタッフ、その他、取引先企業様、採用応募者、研修者など弊社と関わる全ての方。展示会、講演会、会社説明会、研修、全体会議など様々なシチュエーションと利用者を想定。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

光や風を感じる快適な労働環境。ブランドイメージの表現。未来の町屋「暮らすように仕事をする場所」の実現。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

執務スペースには床暖房を入れて冬でも暖かくした。また、表に面した壁はすべてガラスにし、高低差を利用した天窓からも光を取り入れている。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

奈良県奈良市東九条町1112-1

審査委員の評価

日本の伝統的な小物を現代という時代の中で蘇らせているブランドと、長屋を現代的にポップに扱ったかのような建築のデザインは、見事にシンクロし、建築のデザインが企業イメージを向上させることに貢献している見事な実例である。このいくつかの長屋が集まったかのような空間は、仕事場と倉庫をうまく分節しつつも一体的な空間として体感できることにもなり、新しい社屋の活気が存分に伝わってくる。周辺地域への発信力、建築の佇まいやディテール、家具のデザインなど、都市的なスケールから家具のレベルまで、一貫して1つのモチーフが展開されている点も、見ていて楽しく、デザインの可能性を様々な次元で感じさせてくれるものである点を高く評価したい。

担当審査委員| 乾 久美子   千葉 学   廣村 正彰  

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