GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住宅 [門の館(もんのやかた)]
事業主体名
個人
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
久保田直也 久保田順子 (愛知県)
株式会社ワーク・キューブ (愛知県)
受賞番号
10B08080
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

郊外の住宅地にあり、東側に水路が流れる南北に細長い敷地。その敷地に建設した夫婦と子供、3人家族のための住宅である。家族3人が楽しくすごせるよう、それぞれにお気に入りの場所を見つけられる、季節や気分によって心地よい場所を見つけられる、天気や時間によってお気に入りのシーンを見つけられる…そんな、住んでいくごとに新たな発見がある住宅を目指した。南北に貫く門の間を中心に、音の間、槽の間(そうのま)、眺の間(ながめのま)…と、多様な居場所を設けた。また、家全体を浮かせた壁で囲うことで、プライバシーを守りつつ、光、風、水の音などの自然を取り入れ、様々なシーンが生まれる生活環境を実現した。

プロデューサー

久保田直也、久保田順子

ディレクター

株式会社ワーク・キューブ 桑原雅明、吉元学、平野恵津泰

デザイナー

株式会社ワーク・キューブ 稲垣和志

利用開始
2010年2月24日
販売地域

日本国内向け

設置場所

愛知県瀬戸市石田町177番3

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

住んでいくごとに新たな発見がある住宅を目指した。門の間はギャラリーとしてだけでなく、門型の間に入り込めば、一人ですごす場所でもある。門の間、音の間、槽の間、眺の間・・・しつらえの異なる居場所を設けた。連なる門型より家族の姿や中庭の緑が見え隠れする、中庭のガラス面に家族の姿が映り込む、など、家族を感じながらそれぞれ思い思いにすごすことのできる、多様な居場所を設けた。

デザイナーのコメント

施主とはじめて会ってから竣工まで、約2年半。その間、この住宅や住まい方の話題から、時には設計には無関係な雑談まで、様々な対話を重ねながら、その人を知り、そして設計を行ってきた。その対話があるからこそ、施主の人となりが表れた、他にはない住宅が実現できたのだと思っている。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

夫婦と子供、3人家族ための住宅。ご主人は、趣味が音楽。現在でも友人とバンドを組んでいる。奥さんは、趣味が洋裁。お子さんは、やんちゃ盛りの男の子。設計期間中に生まれ、現在2歳。日々の生活で使うものを選び、置く場所、置き方を検討し、試行錯誤すること、そういった自分たちの生活をデザインすること、そのプロセスを楽しんでいける夫婦であると、設計中の施主との対話の中で感じた。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

門の間の内壁には桟を設け、掛ける、立てかける、貼る・・・など、ものを飾りながら収納できる仕掛けを設けた。そのことで、家族の年齢、季節に応じて、その時々の生活をデザインしていくことができる。また、家族がすごす多様な居場所に自然を取り込むことで、季節、天気、時間、行為に応じ、好きな場所や風景を見つけることができる。この家族なら、楽しみながら生活していくことができると考えている。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

水路際に擁壁を設けず、水路と直交方向の高基礎とし、中庭から水路際まで割栗石を敷き並べることによって、水路脇に残された“小さな自然”を壊すことなく、生活空間に取り込んでいる。また、生活の中で“小さな自然”を感じられるように、水路側に地窓を設け、水路の風景、水の音、水路を流れる風を取り込んでいる。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

愛知県瀬戸市

審査委員の評価

南北に長い敷地が増加している住宅地の現状。それに対応するプランニングの提案である。ふたつの中庭を持ち、そこから光と風を取り込む町屋的な平面に加え、南北方向をつなぐ場である門型ギャラリーが特徴的。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比  

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