GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
地域に根差した住まい [HABITA 松江 堀川の家]
事業主体名
MISAWA・international株式会社 株式会社建装
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
MISAWA・international株式会社 (東京都)
受賞番号
10B08052
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

松江城の堀割りは、古来から堀川と呼ばれ、その周辺には、今でも多くの屋敷が残っている。小泉八雲の居宅から始まり、並ぶ家々は掘川沿いの松並木と合わせて、数百年の歴史を経て築かれてきた。堀川モデルは、この町並みの中に建てられる現代住宅のあり方として追求したもの。ただし、単なるデザインの調和を狙ったものではなく、またデザインを踏襲し継承することでもない。これらの古民家が現存するのは、残されるべきデザインであるとともに、根底にある建造物としての基本が守られています。平成の時代に建てられた家が100年後に古民家として再生してゆく、その基本となるデザインフレームからの考案をした。

プロデューサー

MISAWA・international株式会社 代表取締役 三澤千代治

ディレクター

HABITA建装 代表取締役 安食泰夫

デザイナー

HABITA建装 木志広幸

木志 広幸

詳細情報

http://www.cadbox.co.jp/habita/tv/?v=0000216

利用開始
2010年4月1日
価格

2,000万円 (販売価格は本体工事価格です。屋外電気水道工事、屋内外ガス工事、基礎補強工事など、敷地の条件等によって変わる工事費は含まれません。)

販売地域

日本国内向け

設置場所

島根県松江市及びその周辺

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

松江に育っている人なら誇りに思う堀川の町並みを、継承し再生することは大前提である。加えて、新しく建てられた住まいや町並みも100年後に再生をされながら残してゆける仕組みにしておく必要がある。その上、生活は否応なしに進化し受け止めなければならない。これらのことから、堀川に合う基本のスケルトンとしてのデザインフレームを考案し、再生をしながら残し広めてゆくことを目標とした。

デザイナーのコメント

松江城堀川の町並みを、デザインとして再現する試みは初めてではない。しかしデザインとしての形成ができるだけでは満たされるものではない。未来に残し継承してゆくことの意義と可能性を、十分に検証しておく必要がある。その上で詳細なディテールへのこだわりが生かされてくる。コンセプトとしてのデザインフレームには永遠の単純さを求め、インフィルには工夫をこらす。何度も繰り返されたこの行き来が宝物になったと思う。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

松江に住み、松江城を愛し、堀川を誇りにしている生来の人を想定している。それは決して年長者ではなく、むしろ若い人たちにも多い。これまでの歴史はもちろん大切であり、古民家の価値を充分に認め、その上歴史は未来に向けても続いていることを認識している。家そのものだけではなく文化も子ども達に伝えていきたいと考えている利用者層である。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

少なくとも外観デザインは現在の堀川の町並みに調和する住宅であること。それは現代の技術を駆使すればどのようなこともできる。しかし大切なのは形としてのデザインを達成すれば良いのではなく、100年後に古民家として再生できるコンセプトを理解しなければ実現したことの価値は低くなる。木材を残してゆく意義と、残してゆくための仕組みとしていかにフレームをデザインしているかを理解することが実現している価値となる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

木材の手入れはもちろんのこと、残されるべきものはデザインがよくなければならない。デザインが悪いものは結果的に壊されてしまう。スケルトンとしてのデザインフレームは、堀川沿いの町並みに圧迫感を与えないことを前提としたスケールで組むこととした。インフィルとしてのデザインは、松江の伝統を尊重した材料と仕上げを懲らした。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

島根県松江市及びその周辺
http://www.cadbox.co.jp/habita/tv/?v=0000216

審査委員の評価

ハウスメーカーとして古い街並みに新しい住宅を建てるマナーを追及する姿勢は評価に値する。細部へのこだわりも感じられる。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比  

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