GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|中小企業庁長官賞

受賞対象名
住宅 [新世代の住まい「HABITA みんなの家」]
事業主体名
ミサワ・インターナショナル株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
MISAWA・international株式会社 (東京都)
受賞番号
10B08051
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

情報時代は新しいコミュニティが生まれる時代である。知縁が生まれる時代であり、無縁社会では決してない。知縁で結ばれた友だちは家族のように接し、家族も友だち化する。家族の絆は、もっとゆるやかで心地良い「みんなのルール」に移行する。玄関は内に開かれ、ダイニングリビングは人の集まるカフェとなる。他には何もいらない。個人の部屋はより平等になり、子どもにとっては家全体が勉強部屋になる。2階の空間は1階よりも広く、さまざまな家族の関係を自由に描いて変えてゆけるデザインフレームこそが大切である。家族と友だちをあわせた「みんな」のための家のデザインは、新しいライフスタイルを受け止め、生み出す家となる。

プロデューサー

MISAWA・international株式会社 代表取締役 三澤千代治

ディレクター

MISAWA・international株式会社 常務取締役 石川新治

デザイナー

株式会社エヌケー 専務取締役 内藤久嗣

詳細情報

http://www.habita200.jp/menu04/minna/

発売
2009年10月1日
価格

1,667万円 (販売価格は本体工事価格です。屋外電気水道工事、屋内外ガス工事、基礎補強工事など、敷地の条件等によって変わる工事費は含まれません。)

販売地域

日本国内向け

設置場所

山梨県南アルプス市飯野字水神4748-10

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

住まいのデザインは、人の関係のあり方を映すものである。その関係は時代とともに変わり、現代の情報社会はまったく新しい家族像を生み出そうとしている。新しい情報ツールがコミュニティを生み、友だちと家族の境が近づいてきている。その新しい関係を全面的に肯定しながら受け止めることで、住まいの形にも変革を起こす可能性がある。こうした新しいライフスタイルデザインを提唱することを目標とする。

デザイナーのコメント

地球の環境資源としての木材を、枯渇させないためには200年間使用する必要がある。その手本はこれまでにも残っている古民家にあるが、現代の生活やデザインセンスとの調和が不可欠でもある。情報社会に変革しようとしている家族像も含め、長期の変化を受け止めなければ、残してゆける家にならない。これまでにない1階よりも2階が大きいという空間バランスに挑戦しながら、古くて新しい住宅のデザインが生まれたと思う。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

情報社会にふさわしい機器を空気のように使いこなし、友だちとのコミュニティを大切にする人たちが増えている。そこには新しい人間関係があり、ゆるやかなルールがある。自分のことは自分でする。人に気を使わせない。ものの所有に執着しない。時間で縛らない。友だちの子どもは、自分の新しい友だち。むしろ家族の絆に縛られているよりも、力の入らない、かっこいい生き方の若い人たちである。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

家族のように友だちを迎え、友だちのようにフランクに家族と接する利用者層に対して、1階のみんなの空間と、2階の自分の空間を明確に区分した。1階は玄関扉を開けて入ってきた人を、みんなで迎えるカフェスタイルの空間としている。靴を脱ぐ前に互いに顔を見合わせることができる。2階はたとえ夫婦の中でも自分の時間を大切にできるよう、家族の関係に合わせて収納で仕切る空間とした。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

木材を長く使う為に、実際に200年を経て残っている古民家の共通点から、次の5項目を設定した。①地産地消の材②大きい材③乾燥した材を使うこと。④むき出しにして呼吸させること。⑤将来に古民家再生ができる間取りにすること。環境素材としての木材の啓蒙活動を行ない、環境保護への取り組み姿勢を励起する必要がある。さらにデザインが悪い建物は残されないので、デザイン的な観点も大切である。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

山梨県南アルプス市飯野字水神4748-10
http://www.cadbox.co.jp/habita/tv/?v=0000197

審査委員の評価

家という場所の持つ力を信じ、現代社会の課題に正面から向かいあっている。具体的には、木質系住宅のプロトタイプのような簡潔さのなかに、現代家族のライフスタイルを反映したプランニングがなされている。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比  

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