GOOD DESIGN AWARD

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2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
集合住宅 [KAMIIKEDAI2155]
事業主体名
石井明茂
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
株式会社DNI (東京都)
株式会社デベロップデザイン (東京都)
受賞番号
10B08032
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

北側が正面で南北ともに眺望のよい敷地に、1階は店舗と駐車場、2階以上は集合住宅、最上階は施主住居をつくる計画。免震構造で国交省の構造評定を取得し現場で構造変更ができず、且つ将来の戸別改修のため構造躯体を最小限にした。2階?7階を2層2戸で1単位の壁式ヴォイドラーメンを用いて柱梁がなく、東西方向の壁も全くない南北に抜けた壁格子だけで立ち上がる建築とした。最上階の施主住居も、柱梁と2枚のスラブのみが構造体でELV以外にRC壁は無い。これにより、全住戸が南北両面に全面開口でバルコニー付き浴室を持ち、構造が明解で施工と改修が容易な単純さを保ち、快適に風が抜けつつ多様な空間をめざした。

プロデューサー

株式会社嘉七 代表取締役 石井明茂

ディレクター

株式会社DNI 代表取締役 長谷川祥久+株式会社Develop Design 代表取締役 竹林正隆

デザイナー

株式会社DNI 代表取締役 長谷川祥久

satio hasegawa

詳細情報

http://www.dni-site.com/, http://www.develop-d.com/index.html, http://www.kashichi21.jp/profile/

竣工
2009年8月31日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

東京都大田区上池台2-15-5

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

全住戸が南北両面に開けることで、南側に窓先空地を不要とし、道路側ファサードが共用廊下のみにならず、風が抜けない集合住宅の問題点を消し、高層建築が無い南北に眺望が楽しめ、直接戸外に出られる露天風呂風の浴室を持たせる。賃貸部は2住戸分で1スパンとし、戸境壁と共用廊下階のスラブを挿入して2住戸で分けることで全体構造とは関係せずに、将来的には撤去改修して分譲可能なようにする。

デザイナーのコメント

「眺望を生かした快適な賃貸住宅でそのまま分譲可能、かつ改修しやすいもの。最上階に眺望を楽しめる風呂と屋上庭園のある2世帯住居」が施主のご要望。南北両側に低層住宅が広がる駅前の良好な環境に幹線道路沿い1列のみ高層建築が可能な敷地で、両面を見上げられる宿命であった。積層して全戸南北の眺望を確保した住居を造り、かつ地域環境をさらに向上させ、南北に吹く風も光もできるだけ遮らない建築を目指した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

1階の店舗は、施主が自営するためのもの。2階から7階の賃貸部は、単身または夫婦または1?2人の子持ちの夫婦の居住、又は、居住兼オフィス利用。そして、将来的に施主の意向で部分的に分譲する、又は、改修して規模を大きくして分譲できるような可変性をもった住居をめざした。8、9階は施主のための住居1戸、及び施主の経営する会社の本社機能又は居住の両方に使えるようにフレキシブルな空間を持つ居室1戸。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

全住戸が南北両面に開けることで、南側に窓先空地を不要とし、道路側ファサードが共用廊下のみにならず、風が抜けない集合住宅の問題点を消し、高層建築が無い南北に眺望が楽しめ、直接戸外に出られる露天風呂風の浴室を持たせた。 賃貸部は2住戸分で1スパンとし、戸境壁と共用廊下階のスラブを挿入して2住戸で分けることで全体構造とは関係せずに、将来的には撤去改修して分譲可能なようになった。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

この建築の目標がすなわち上記の課題の解決であり、全住戸が南北両面に開きプライバシーの守れるバルコニーがあることと、ユーティリティーと連結しサンルーム状のガラス貼りで直接戸外に出られる露天風呂風の浴室を全住戸に持たせることで対応した。 街並に生活の息吹をにじませ、夏の北面採光と吹き抜ける風、冬の南面採光、快適に入浴でき、粉塵にまみれずに天日で干せる洗濯物干場になる浴室は居住者にも地球にも優しい。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都大田区上池台2-15-5
http://www.dni-site.com/ http://www.develop-d.com/index.html http://www.kashichi21.jp/profile/

審査委員の評価

構造を工夫することで、壁・床スラブのみで分節化されたすっきりとしたファサードを作り上げている。住戸割のバリエーションがそのままファサードに表れ、変化をつけている。東西方向に壁がまったくないので南北に風が抜ける住まいが実現されている。構造と意匠が合致した優れた作品である。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比  

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