GOOD DESIGN AWARD

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CC

2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
住環境に配慮した低層集合住宅 [プラウド蘆花公園]
事業主体名
野村不動産株式会社+住友商事株式会社
領域/分類
生活領域 - 戸建住宅・集合住宅
受賞企業
野村不動産株式会社 (東京都)
住友商事株式会社 (東京都)
受賞番号
10B08012
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本物件は世田谷の閑静な住宅地に存在する87戸の低層集合住宅である。建築基準法第55条認定を積極的に活用し、約6800㎡の敷地周辺に環境空地を多く取り、地域景観の核となる桜・欅・銀杏等の既存樹を大切に存続させた計画とした。桜は常に居住者の中心に位置し、葉の変化から四季の遷り変わりを感じられるシンボルとなり、既存樹の緑陰が重なり合った緑のトンネルをゆるやかに結び付けたアプローチの豊かさや、緑と低層住宅による成熟した住生活空間の落ち着きを守り続ける。いたずらに新しさやチャレンジを求めるものではなく、本質的普遍的な美しさを実現しようとした意欲的なプロジェクトである。

プロデューサー

野村不動産株式会社 住宅カンパニー 第2事業グループ 事業推進部 部長 内藤和也+住友商事株式会社 住宅・都市事業部 部長 和田知徳

ディレクター

野村不動産株式会社 住宅カンパニー プロジェクト開発事業グループ 事業推進部 平松宏基

デザイナー

アーキサイトメビウス株式会社 代表取締役 今井敦/第1設計グループ チーフデザイナー 菊地恒夫

アーキサイトメビウス株式会社 代表取締役 今井 敦

引渡日
2010年3月19日
価格

5,940 ~ 8,980万円

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都世田谷区粕谷

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

アプローチの引きを大胆に取り、既存樹を活かした配棟計画により、世田谷の優雅さや気品を保ちながら地歴の継承を志している。アプローチ横の古くから周辺住民に親しまれた欅の既存樹は周辺地域のシンボルとして、計画中央の桜は本物件のシンボルとしてそびえる。歩道状空地と大きく開かれたアプローチにより、周辺住民も桜を楽しめることができるような計画を目標とした。

デザイナーのコメント

配棟計画・人と車の関係・素材選定・配色計画等のデザイン行為は、桜を中心とした既存樹をいかに美しく、合理的に表現するかに注力した。モダンな建物と時間の経過した大樹を重ね合わせる事で、日本人のもつ感性を満たし住環境の価値を高められると考えた。経年してゆく建物が既存樹と新植した木々が豊かな表情をつくり出し、購入者に満足感をもたらし近隣住人の方々にも共感の得られる、周辺環境にマッチしたデザインを模索した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

緑豊かで良好な住環境、都心部への好アクセス、高い生活利便性という立地的魅力と、建物の地域貢献、高いデザイン性、セキュリティ等ソフト、構造等ハードにおける高い信頼性を兼ね備えた物件を求める人々を想定した。また、蘆花恒春園等のように長きに渡って住み続ける志向が強く、良好な環境に何世代にわたって暮らし続けたいと考える人々である。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

①周辺環境にとけ込むデザインとして、昔からそこに佇んでいたような印象を与えることを実現した。②長期に渡って安心して住み続けられる「品」と「格」を表現した。③アプローチに左右に大きく広がるパーゴラを設けて周囲と緩やかに敷地を分け、全体的に整形なフォルムで構成されるなか、植栽の配置による有機的に蛇行する人の流れの絶妙な調和により、日々心地良い空間となる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

①基準法第55条認定を活用し、階数は一層増えるが隣地からの離隔を大きく取ることで環境空地を確保し、圧迫感を低減することができた。これは低層住宅地の課題解決策の一つである。②照明は壁面の明るさ感を指標に配灯することで、必要最小限の数に抑え、省エネに大きな効果をもたらした。また、フットライトを中心とした共用廊下照明は、落ち着いた近隣住環境に光が漏れないよう、光害を低減することを可能にした。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

東京都世田谷区粕谷2-8-21

審査委員の評価

既存樹の保存や広い環境空地の確保などの地域の景観への配慮や、低層にまとめられた住戸、中庭につながるゆったりとしたアプローチなどがゆとりある住まいを彷彿とさせる。

担当審査委員| 難波 和彦   高橋 晶子   手塚 由比  

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