GOOD DESIGN AWARD

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2010

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
大人用おむつ [リリーフ 超うす型お出かけパンツ]
事業主体名
花王株式会社
領域/分類
身体領域 - 健康・ケア・介護用品
受賞企業
花王株式会社 (東京都)
受賞番号
10A02026
受賞概要
2010年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

下着と同じような感覚で使えるパンツタイプの紙おむつです。おむつで唯一、腹部全体に伸縮性のある素材を使用しています。生地自体が伸び縮みするので、ゴワゴワせず木綿のようにやわらかなはき心地になりました。生地にシワがないので、ズボンをはいても目立ちません。また、被服構成学の視点から開発した「高齢者独特の体型を考慮した型紙」を用いているので、下着と同等の上げ下げのしやすさも実現できました。はじめて使用される方でも、抵抗感なく安心してはいていただけます。

プロデューサー

花王株式会社 ヒューマンヘルスケア事業ユニット サニタリー事業グループ ブランドマネージャー 吉田 秀和

ディレクター

花王株式会社 ヒューマンヘルスケア研究センター サニタリー研究所 室長 笠井 孝夫

デザイナー

花王株式会社 ヒューマンヘルスケア研究センター サニタリー研究所 主任研究員 石黒 健司

Kenji Ishiguro

詳細情報

http://www.kao.com/jp/relief/rlf_thin_odekake_01.html

発売
2009年10月10日
販売地域

日本国内向け

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

トイレが心配で外出を控えたり、好きなことを我慢したりする高齢者が少なくありません。これはQOL(生活の質)の低下に直結します。「どうしてもオムツだけははきたくない」という使用者のお気持ちに応え、下着に近い感覚で過ごせて、万一のときも安心なパンツを実現し、これまでどおり外出を楽しんでいただくことを目標としました。

デザイナーのコメント

高齢になっても”ずっと元気に生活できること”にこだわりました。従来のおむつでは「ゴワゴワしていてはきたくない」と言って外出を控えていた方が、「これならはきたい」と言って外出するようになったとの声をいただいてます。また、新素材の開発で脱ぎはきしやすくなっており、おむつに排尿していた方が、これまでどおりトイレにするようになったとの声もいただきました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

①排泄に不具合が出てきているが、おむつだけは絶対にはきたくないという気持ちから、外出を控えたり、好きなことを我慢したりしている方。②使用者本人である親(または配偶者)の気持ちに配慮し、「おむつをはかせる事は相手の尊厳を損なうのでは?」「でも、このまま外で失敗したらかわいそう」と躊躇、葛藤しているご家族(介護者)。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

下着に近い外観と使用感を実現することで、はじめて紙おむつをはく方にも、抵抗なく使っていただき、外出や趣味などを楽しんでいただけるようになりました。また、ご家族の方からも親(または配偶者)が、これまでどおり充実した生活を送れるようになってウレシイという感謝のお声をいただいています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

腹部全体をシワのない伸縮シートにすることで、紙おむつをはいていることが周囲の人に分からないようになりました。また被服構成学に基づく設計手法で、高齢者特有の腹部突出体型をトレースした型紙を作り、はきやすさ・はき心地も従来のおむつにはない下着らしいものにしました。QOLの国際的評価手法であるSF36で検証したところ、応募対象品使用群は、従来品使用群に比べて精神的健康度が有意に高いことが確認できました。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

http://www.kao.co.jp/relief/

審査委員の評価

紙おむつを着けていることが着衣の上から分かるようでは、外出する気も失せてしまう。そんな心理をくみ取り、紙おむつが必要な人でも社会との関わりを維持できるような、そんなサポートのための商品。伸縮範囲が広く、しかも薄いので、紙おむつとしての違和感も少ないなど、細かい配慮がある。

担当審査委員| 左合 ひとみ   安積 朋子   高尾 茂行   原 研哉  

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