GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン・フロンティアデザイン賞

受賞対象名
ジェスチャーユーザインタフェース [ジェスチャー操作テレビ]
事業主体名
株式会社日立製作所
分類
グッドデザイン・フロンティアデザイン賞
受賞企業
株式会社日立製作所 (東京都)
受賞番号
09F01003
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

リモコンがどこにあるかわからなくて困った経験を持つ人、リモコンが多くて困ると感じている人は多く、こうしたリモコンそのものの存在に対するユーザの不満を解決する操作方法に新しい技術とデザインにより取り組んでいる。その成果として手のジェスチャーのみでテレビの基本操作(電源ON/OFF、選局、音量調整)を行うことができる新しいユーザインタフェースを開発した。ユーザが自然に手を出した位置で操作を行え、選局や音量調整を連続的に操作できる等の使い勝手の良さや、ユーザが迷い無く快適に操作するためのフィードバック表現などを工夫し実現した。またエアコンや照明などの操作にも拡張できる汎用性も目指し試作を行った。

プロデューサー

株式会社日立製作所 コンシューマエレクトロニクス研究所 桑本英樹

ディレクター

株式会社日立製作所 コンシューマエレクトロニクス研究所 尾崎友哉/デザイン本部 星野剛史

デザイナー

株式会社日立製作所 コンシューマエレクトロニクス研究所 松原孝志/デザイン本部 徳永竜也、黒澤雄一、塚田有人

展示会にて公開開始
2008年9月30日
販売地域

日本国内向け

問い合せ先

株式会社日立製作所 デザイン本部
Email: webmaster.dehon.bk@hitachi.com
URL: http://www.hitachi.co.jp/design/index.html

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

テレビの基本操作(電源ON/OFF、選局、音量調整)をリモコンなしで操作できること。その際、ユーザに手の細かな位置調整を強いたり、複雑な動きを暗記するなどの認知負荷をかけず直感的で快適な操作感を提供できること。技術的には一般的なテレビの観視距離から確実に操作でき、操作中に人が通っても誤認識しないロバスト性などを考慮した。また、エアコンや照明など他の機器の操作にも拡張できる汎用性も目標とした。

デザイナーのコメント

技術者とデザイナーが密にコラボレートすることにより、実機で確認しながら操作法を繰り返し検討した。その結果として、覚えて使うジェスチャーコマンドを操作のトリガに少数利用し、量や項目の調整は手で円を描く動作で連続的に行うという組合せに至り詳細の作法まで作りこむことができた。リモコンの存在に対する不満を解消するだけでなく、自在に操る心地良さを提供できたと考える。操作のフィードバックも重要で工夫した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

一般的なテレビのユーザを想定し、子供からお年寄りまで誰でも直感的に使えるユーザインタフェースを想定した。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

アンケートによると、リモコンがどこにあるかわからなくて困った経験を持つ人、リモコンが多くて困ると感じている人がそれぞれ5割を越える。こうしたリモコンそのものの存在に対するユーザの不満を解決する操作方法を実現した。また、少し慣れると従来のユーザインタフェースに無い快適性や自在感を感じることができる。さらに、テレビから他の家電を操作するコンセプトなどで、テレビの価値や新しい使い方の可能性を広げた。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

リモコンが不要な操作方法を考案し実現した。その際にユーザに手の細かな位置調整を強いたり、複雑な動きを暗記するなどの認知負荷をかけず直感的で快適な操作方法を提供した。直感的な操作を助ける手段としてとして、テレビに表示したGUIのデザインやガイドで、適宜ナビゲートする仕組みなども取り入れた。

その問題点に対し、どのように対応したか

リモコンが増えると使用され廃棄される電池の量も増えるため、地球環境への影響が懸念される。一方、デジタル機器の機能はさらに高度化していくため、どのようなユーザでもより簡単で直感的に操作できるようにしなければならないという社会的な課題があった。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

TEPIA(財団法人 機械産業記念事業財団)にて2009年4月から1年間展示実演中
http://www.tepia.jp/exhibition/technostudio.html

審査委員の評価

リモコンを使わずにテレビを操作しようと考える例はあるが、その実現の方法として誰もが直観的にわかる「ジェスチャー」を採用しお年寄りから子供まで迷わず使用できることを目指したところがユニークだ。リモコンを探す煩わしさから解放されることはもちろん、生活の中心にあるテレビを利用して、エアコンや照明などの機器の操作にも拡張できるところに、生活の視点を持った提案であることがわかる。またリモコン本体に使用される電池なども削減できる。高機能化する情報機器をだれもが簡単に使いこなせるインターフェースの一つの方向性を模索する開発の姿勢を評価した。

担当審査委員| 内藤 廣   安次富 隆   大島 礼治   柴田 文江   深澤 直人   益田 文和   山中 俊治  

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