GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
絵引-絵で引く錦絵アーカイブシステム [渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引]
事業主体名
財団法人渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター、国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター
領域/分類
ネットワーク領域 - デジタルコンテンツ
受賞企業
財団法人渋沢栄一記念財団 実業史研究情報センター (東京都)
国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター (東京都)
特定非営利活動法人連想出版 (東京都)
受賞番号
09E14013
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

絵引サイト「実業史錦絵絵引」は、明治期に出版された実業史錦絵に描かれた道具や人物の説明を、絵から直観的に引き出すことができるサービスです。字引と似た意味で「絵引」を作ることはできないかと考えた渋沢敬三(渋沢栄一の嫡孫)の考案に基づいています。絵から言葉へ、言葉から絵へと行き来でき、描かれているモノが図像と言葉でわかります。「絵引ギャラリー」は、Flashによる直観的なインターフェイスを備えており、絵の中のポイントをクリックするだけでそのモノの説明を読むことができます。「絵引データベース」は、絵引きの対象項目をキーワードで検索することができ、例えば「草履」の図像一覧を作ることもできます。

プロデューサー

渋沢栄一記念財団 小出いずみ+国立情報学研究所 高野明彦

ディレクター

茂原暢、馬場幸栄、吉沢ゆき、青木隆平、久世聡勇、高野慎二、中村佳史、丸川雄三

デザイナー

都留吾郎(DIAGRAPH)、吉沢智恵美

詳細情報

http://rensou.info/ebiki/

利用開始
2009年7月15日
販売地域

日本国内向け

設置場所

http://ebiki.jp/

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

民俗学を育てた渋沢敬三は、字引と似たような意味で絵引を作れないかと考えました。「絵引」は敬三の造語です。この敬三の「絵引」というアイデアを広く一般に広め、実業史錦絵を中心とした歴史資料を「絵引」として効果的に発信することを目標としています。サイトの実現にあたっては、高精細な画像を活かした直観的なインターフェイスと、絵と言葉の両方を自在に行き来できる双方向の対話性に配慮しています。

デザイナーのコメント

「絵引ギャラリー」から作品として錦絵を見せて伝える部分、「絵引データベース」から絵引として資料・データベースなどの情報を伝える部分、それぞれの側面からコンテンツを紹介し違和感なく両立したサイトとなるよう心がけました。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

錦絵は写真が普及していなかったころの視覚的な伝達手段でした。社会全体に広い範囲で革新が起こった明治期には、その様子を伝える錦絵がいろいろな形で出版されました。明治期の様子を今に伝える錦絵を、「絵引」というしくみとともに、専門知識を持たない一般の方々に広く利用していただくことを想定しています。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

絵は文字と違って、描かれた時点ではそれほど重要とは思われていない事柄を多く含んでいます。例えば明治時代の人々が普段履いていた履物について、文字による資料は錦絵ほどの情報を与えてくれません。絵引サイト「実業史錦絵絵引」は、文字資料にはない錦絵ならではの資料的価値を引き出し、広く一般の方々の利用に供しています。同時に「絵引」の考え方を用いた汎用的な画像発信の可能性をも示しています。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

データ入力の効率化をはかるため、ウェブ上で「絵引データ」を作成できるインターフェイスを作成しました。「絵引データベース」の管理ツールでは、錦絵中に直接マウスでポイントを指定し、簡単な操作で画像サムネールが作成されます。このしくみにより、比較的簡単に「絵引データ」を入力することが可能となりました。

その問題点に対し、どのように対応したか

絵引サイトの制作においては、絵と言葉との対応付けを行う「絵引データ」の作成が必要です。「絵引データ」の作成には専門的な知識が必要ですので、専門家とシステム担当者との間でのデータの受け渡しが発生します。運用とデータの拡充のためには、データ入力の効率化を図る必要がありました。

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