GOOD DESIGN AWARD

キーワード
受賞年度
年度(から 年度まで)
特別賞
企業情報
CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
アートイベント [shibuya1000 シブヤアートプロジェクト]
事業主体名
shibuya1000実行委員会
領域/分類
社会領域 - まちづくり・地域づくり
受賞企業
shibuya1000実行委員会 (東京都)
受賞番号
09D08002
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

渋谷は今後15年、20年にわたって駅周辺計画によりその様相を変化させていきます。「shibuya1000」は、その変わり行く渋谷において、変わらぬ渋谷のリソースを「1000」をキーワードに収集し、アートによってそれを可視化するアートイベントです。公共性が高い一方で都市ストックとしては一般的に有効活用が困難な駅地下コンコースを率先的に活用し、このイベントのために製作された写真・映像・ファッションに関する展示と、「1000」をキーワードに収集したリソースを活用したワークショップやシンポジウム、地図企画などを連携イベントとし、広く一般の方々にも参加してもらえるような仕組みづくりを行っています。

プロデューサー

shibuya1000実行委員会 委員長:内藤廣/副委員長:井口典夫、岸井隆幸/事務局:打林國雄、平方啓介、松下幸司、森正史、加藤薫、齋藤るり、稲光奈弥

ディレクター

shibuya1000実行委員会委員: 川添善行、吾妻実、新目要、新目忍、岩橋謹次、小林博人、坂本織也、辻香、中野宏詩、元岡展久、渡辺徹、他5名

デザイナー

川添善行、吾妻実、小林博人、中尾益巳、中野秀樹、小柳祐介、ステファン・ディーン、早川智彦、JIA渋谷地域会、黒澤光之、村松伸、シブヤ大学、野村佐紀子、浅田政志、ロフトワーク、鈴木一成、徳田哲司、他大勢

イベントをつくる人・見る人・参加する人、皆がデザイナー

詳細情報

http://www.shibuya1000.jp/

イベント期間(?2008年10月13日)
2008年10月3日
販売地域

国内・海外共通仕様

設置場所

渋谷

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

1 誰でも参加しやすく分かりやすい、間口の広いイベント →「渋谷」の魅力をつくりだす様々な人々が参加できる 2 継続に重点を置いた組織の連携とその仕組み →将来的に地域の方が協働もしくは自主的に運用出来るような仕組み 3 制約と規制の多い公共空間を出来るだけ活用し、新たな都市の営みを見出す 4 渋谷に関心のあるアーティストや住民が多数参加し、新たなまちづくり計画の布石となること

デザイナーのコメント

渋谷の姿は大きく変わります。変わり続けるまちで、変わらない魅力を見つけること、それこそ私たちが「shibuya1000」で目指したことです。映像の渋谷、ファッションの渋谷、ひとのまち渋谷。様々な渋谷を「1000」の切り口で集めています。渋谷で育った写真家、渋谷を目指す新進作家、渋谷で活躍するデザイナー。そして何より、渋谷で暮らし、渋谷を楽しむあなたが主役となれる、そんなプロジェクトに育ってほしい。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

地域の担い手となる人や組織、未来のまちのリーダーなどがこのイベントを通じて、まち意識を持つ機会となり、本企画はその受け皿として活用してもらうことに意義があると考えます。そのことからイベントを「つくる人・見る人・参加する人」の全てが使用者・利用者に相当します。今回、「つくる人」は地元商店街や事業者の方、行政の方、映像作家、写真家、ファッションデザイナー、建築家、学生、学識者など467人に上りました。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

イベント使用者(アーティスト・イベント関係者=つくり手)、連携イベントを企画していただいた方々(利用者)からも毎年参加したいとの声をいただき、また展示を見た渋谷への来街者の方々(利用者)からも、無機質な駅空間が温かみのある空間となったなどのコメントを多数いただいています。これは、各人が都市との関わり方(機会)が一つ増えたという認識を持ち、それが価値となり渋谷の都市の営みの一つとなったと考えます。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

「shibuya1000」はソフト企画運営マネジメントに徹し、渋谷版の仕組みづくりに挑戦しています。具体的には、地域の未来についてメッセージを発信したいとする誰もが自由に参加出来るプラットフォームの機能を実現します。また、「地域連携」を持続可能なまちをつくる種とするため、様々な交流、地域・組織の連携、クリエイティブな活動、文化創造、人材育成・発掘などの様々なアクティビティを展開させています。

その問題点に対し、どのように対応したか

東京は1990年代後半以降、大丸有、六本木、汐留などで大型再開発が姿を現し、都市間競争の中にあります。他の地域に遅れ、今世紀に入ってから本格的な再開発が始まった渋谷では、地球環境負荷低減、人口減少に配慮しつつ、ストック活用などの成熟型のまちづくりを進める必要があります。それに加え、駅周辺計画に伴う15年、20年に及ぶ工事期間中、まちづくりのプロセスをいかにデザインするかが課題でした。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

渋谷駅地下コンコース内(既存渋谷駅地下コンコースを含む)
http://www.shibuya1000.jp/

審査委員の評価

街は常に変化してゆくが、渋谷は今後駅周辺を中心に新たな複合交通ジャンクションとして、あるいは文化と消費のマーケットプレイスとして変化してゆく。地域連携型のアートイベントは他にもあるが、人にフォーカスし、アーティストだけではない多くの人々が参加できるこのイベントは「渋谷」という地域ならではの多層な来街者を巻き込む発展系だと評価できる。今後も継続することで新しいカタチの運動になることを期待する。

担当審査委員| 南雲 勝志   黒川 玲   田中 一雄   廣村 正彰   森山 明子  

ページトップへ