GOOD DESIGN AWARD

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2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
寄宿舎 [城北学園大町山荘再生]
事業主体名
学校法人城北学園理事長 薗口穰
領域/分類
社会領域 - 公共・文化教育関連施設
受賞企業
REP研究所 (埼玉県)
受賞番号
09D06015
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

これは,学校法人城北学園(東京都)が保有する長野県大町市の林間学校用施設を再生したもので,学園創立65周年の記念事業として行われました.  昭和40年に竣工したこの山荘では,新入生のオリエンテーションをはじめ夏季林間学校,夏期講習会等に利用されていましたが,建物の老朽化,設備機器の故障の他,山荘に求められる機能が大きくシフトしてきたため,リノベーションを施して今後のプログラムへの対応をすると共に豊かな自然と共存する山荘に再生することができました.

ディレクター

宮﨑均

デザイナー

水野通仁、赤地寿介

宮﨑均

詳細情報

http://www.inst-rep.co.jp/works/others/jyohoku/index.htm

利用開始
2008年4月7日
販売地域

日本国内向け

設置場所

長野県大町市

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

この計画は,自主性・協調性を喚起するための建築・ランドスケープです.既存の山荘を改築することで,これまでの時間の経過の体験をこれからのライフスタイルに紡いでいくような建築を目指しました.

デザイナーのコメント

既存の山荘は集団生活を前提とした構成でした.しかし,一人一人の自主性を育む現在の教育理念においては,集団活動の場と個人利用の場を計画することで,自主性と協調性の両立,そして社会性を高めていくことができると考えます.更に自然の中にありながら薄暗く,外部と閉ざされた既存の山荘は,中庭を中心とした施設計画で環境を改善し,かけがえのない青春の一時期を過ごすのにふさわしい山荘に生まれ変りました.

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

城北学園の学校行事による利用.(中学1年生?高校3年生)(春季,夏季のみ) 城北学園の職員や卒業生とその家族による余暇利用.

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

機能的なゾーニングで計画することで,生徒にとっても教員にとっても利用し易く,また目が届く施設になりました.学校の行事が無い冬季間には,使用するエリアをコンパクトにまとめ,卒業生等の来客に対応します. また,中庭を囲む「ロ」の字型プランへ変更することで外部へのアクセスが容易となり,豊かな自然をより身近に体験できるようになりました.

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

建物の継続利用(長寿命,省エネルギー) 耐震補強で建物の長寿命化を図り,環境負荷への低減と省エネルギーを実現. 再生木の中庭(省資源・循環・自然共生) 中庭は再利用資源によるメンテナンスフリーのウッドデッキを採用. 紡ぐデザイン(継承性) 印象的な正面玄関を保存し,純朴で質実に外内装を改修し,時間を紡ぐデザインを計画.

その問題点に対し、どのように対応したか

サスティナブルな社会の実現を目指した建築として,「地球環境・建築憲章」で挙げられる5つのキーワード(長寿命,自然共生,省エネルギー,省資源・循環,継承性)を課題としました.

どこで購入できるか、
どこで見られるか

長野県大町市

審査委員の評価

学校法人城北学園が保有する長野県大町市の林間学校をリノベーションしたもので、築後40数年経ち施設自体の目的や求められる機能の変化に対応した計画である。山荘では集団生活を前提としたプログラムが組まれるが、個々の自主性を育むと同時に協調性を喚起できるように、中庭を囲む「口」の字型のプランに改良され、開放感や回遊性、中庭テラスでの交流が生まれる施設に変わった。豊かな自然と共存し、過ごす時間が貴重な記憶として残るデザインを達成している。

担当審査委員| 南雲 勝志   黒川 玲   田中 一雄   廣村 正彰   森山 明子  

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