GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
幼保園 [掛川中央幼保園]
事業主体名
学校法人くるみ学園
領域/分類
社会領域 - 公共・文化教育関連施設
受賞企業
株式会社竹下一級建築士事務所 (静岡県)
学校法人くるみ学園 (静岡県)
株式会社川島組 (静岡県)
受賞番号
09D06014
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

全国的に珍しい幼稚園と保育園の一体化施設「幼保園」。一つの大きなヴォリュームの学校建築ではなく、教室を一つの独立した住宅と見立て、その集合体が園庭を囲み集落のような建築群を構成する。これは当園の教育方針でもある子供達の人間としての自己の芽生えや、集団活動の初歩の育成を建築のプログラムに置き換えて体現している。また、各教室をループ状で繋げる事により様々な環境の保護者達が園内で交わることができ保護者間の繋がりを築いている。

プロデューサー

学校法人くるみ学園

ディレクター

株式会社竹下一級建築士事務所

デザイナー

株式会社竹下一級建築士事務所

利用開始
2009年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

静岡県掛川市和光2丁目

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

住宅街における大施設のあり方や、分棟型教室群の集落的配置とすることでの幼児教育における集団生活や自我の育成への貢献。

デザイナーのコメント

歴史ある幼稚園が、行政主導による幼保一元化政策の幼保園を公設民営により計画するといった設計プロポが行なわれた。10年程前から幼保園の計画は行なわれてきたが、所轄官庁の違いによる建築デザインの矛盾と限界を感じてきた。認定子ども園といった新たな枠組も生まれたが、抜本的な打開策とは言えなかった。この幼保園はそうした苦い経験と遊び心の発想が認められ実現した。「子どもはカワラナイ」を再認識した。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

家庭環境が異なり、保育時間の異なる児童及び保護者。幼保一元化という新たな運用形態に従事する職員。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

異年齢間の交流による乳幼児期の人間形成への貢献。生活スタイルの違いから薄れる地域コミュニティの回復を教育施設での保護者間の新たな繋がりにより実現。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

教室を住宅サイズの分棟化することにより街並みを形成。幼児教育施設における最初の地球環境保護を自然採光・自然通風により自然に体験させる。

その問題点に対し、どのように対応したか

住宅街における大型教育施設のありかた。大型教育施設でのエコロジー。

審査委員の評価

保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省という管轄の異なる施設を一体化して建てて運営する。この難題に果敢に取り組んだことが評価できる。子供の集団生活への導き、年齢幅の大きい子供同士の接触機会の増大、保護者間の交流促進、周辺住宅地との良好な関係。分棟形式は運営上の工夫が求められることだろうが、こうした課題に一石を投じ、新たなライフスケープ(生活の風景)を創出する可能性がある。

担当審査委員| 南雲 勝志   黒川 玲   田中 一雄   廣村 正彰   森山 明子  

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