GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|ライフスケープデザイン賞

受賞対象名
UDMプロジェクト [ユナイテッド デザイン オブ マテリアルス プロジェクト -住宅内装建材における色、形、素材の心地よい調和とコーディネートしやすいシステムの提案-]
事業主体名
UDMプロジェクト実行委員会+リビングデザインセンターOZONE
領域/分類
仕事領域 - 産業・企業向けサービスシステム
受賞企業
UDMプロジェクト実行委員会 (東京都)
株式会社リビング・デザインセンター (東京都)
受賞番号
09C06007
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

本プロジェクトは住空間の心理面における質の向上をはかるため、メーカー間を超えた「建材の色と形における開発ルール」を提案するもので、主に都市部の戸建て・集合住宅の新築およびリフォームを対象としています。開発ルールは①適性コスト②デザインしすぎない③誰もが使いやすい④調和しやすいの4点です。その方法は本Pj委員が色と形のスタンダードを推奨設定し、参加企業がそれに基づく商品を製造・販売します。様々な建材が様々なメーカーから出ますが、色と形が統一あるいは調和する事で、これらを用いると心理的満足度の高い住空間が提供できます。

プロデューサー

UDMプロジェクト実行委員会+リビングデザインセンターOZONE

ディレクター

UDMプロジェクト実行委員会:三沢亮一、橘田洋子、大橋章之、小倉ひろみ、熊谷正信、森美香子

デザイナー

UDMプロジェクト実行委員+参加企業の企画及びデザイナー+塚本カナエ

三沢亮一、橘田洋子、大橋章之、小倉ひろみ、熊谷正信、森美香子

詳細情報

http://www.ozone.co.jp/udm/

情報提供開始
2003年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

リビングデザインセンターOZONE

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

建材は機能性への追求だけではなくデザイン的な配慮もされてきているが、メーカー主導により供給されているため色や木目・形状の微妙な違いが目立つ。設計者やデザイナーは各社の作る色や形を選択せざるを得ず納得いくコーディネートはできない。色や形の調和は住人の心理的な満足を提供する。これは機能面におとらず今後の住宅インテリアの質的向上に必要不可欠であると考え本Pjを立上げた。

デザイナーのコメント

住空間を設計していると、完成度を高めようとしても既成の建材をつじつまを合わせて使わざるを得ない。建材メーカーは、厳しい機能的規制のなかで販路拡大のために独自性をアピールしてきた。その結果、色や形の異なる建材が隣り合う不合理さを住人におしつけてきた。つまりこれは建材が住空間構成要素であることを忘れ単に商売道具になってきたといえる。そこで建材メーカー間のデザイン開発ルール設定の必要性を強く感じた。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

建材を使用する方々としてディベロッパー、ゼネコン、ハウスメーカー、建築家、インテリアデザイナー、インテリアコーディネーター、また設計に積極的な施主など。建材を製造/販売する方々として各内装建材メーカーの企画・営業担当者など。一方、利用者としては一般戸建て・集合住宅の新築・改築を予定する都市生活者を想定。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

住空間の建材の作り手、空間の作り手の双方が、業種や立場を越えて協力・協調しベースとなる「スタンダード」を実現するシステムを提供。UDMパレット及びサンプル帳、コーディネート事例とこれらを説明するパンフレット・HP、またUDMマークを配した各企業のパンフレットを通じ、施工される空間のイメージを簡単に想像でき、使用建材はメーカーが変っても色やモデュールの規格が統一されていることで調和が達成できる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

システムを基に天井・壁材さらにスイッチ等も含め白色の建材を扱うメーカーに参加を呼びかけ、住空間のベース色「UDMホワイト」を推奨設定し、製品開発を行った。統一した白色建材は、使用者や利用者によるアンケートで高評価を得た。木目やグレーについても同様の開発を続けている。今後は集中設置されることの多いスイッチの統一モデュールを提案。調和しやすい建材のシステム造りによる社会や地球環境への配慮に期待したい。

その問題点に対し、どのように対応したか

現代社会では各々のメーカーの建材が、機能・性能面においては一定レベルでの充足が果たされた。しかしながら、その一方で、調和し難い建材が多く見られる事も事実である。今後は、住空間に集合される構成要素である建材の空間的評価へと移っていくことは必然である。また、地球環境に対し「調和」というキーワードが果たす役割は大きなものと考えられ、このためのシステム造りが住空間における重要な課題であると考える。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

リビングデザインセンターOZONE
http://www.ozone.co.jp/

審査委員の評価

-本プロジェクトは、デザインをただモノづくりの一部として開発や生産プロセスの中に埋め込んでしまっていることへの挑戦である。多くの企業が提供する建材の色や形を、最終的にそれを決定するユーザーや設計者に選びやすく組み合わせやすくすることは、一企業のみの努力をもってしてはできない。これはこのプロジェクトに参加する企業にとって有効な、オープンな標準化システムとして評価された。現行では色や形にとどまっているが、この考え方はディマンドサイド(需要者側)の視点でデザインのプロセスを変えていくことになる可能性を持っている。

担当審査委員| 紺野 登   國澤 好衛   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

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