GOOD DESIGN AWARD

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2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

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受賞対象名
仕事や会議の環境を提供するサービス [フューチャーセンター・サービス]
事業主体名
富士ゼロックス株式会社 KDI
領域/分類
仕事領域 - 産業・企業向けサービスシステム
受賞企業
富士ゼロックス株式会社 (東京都)
受賞番号
09C06001
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

フューチャーセンターサービス(FCS)は、組織が積極的、協力的、体系的な方法で未来の準備をおこなうことを手助けする、ファシリテートされた「場のサービス」の総称である。社会や市場の未来を構想する、もしくは問題を解くための場を提供する。FCSの提供プロセス: (1)複雑な問題の解決に向けての場のプロセス設計 (2)非日常の対話を促進する場の運営 (3)場での経験知の蓄積・活用 (4)持続的に複雑な問題が解決できる能力構築 創造的都市等、新たな知的交流機能の要請が高まってきている。FCSは組織や企業、産官学横断の知識創造を行える仕組みを持った知的サービスとして位置づけられる。

プロデューサー

富士ゼロックス株式会社 KDI 野村恭彦

ディレクター

富士ゼロックス株式会社 KDI 荒井恭一、石間宏之

デザイナー

富士ゼロックス株式会社 KDI 筧大日朗、久保田弥生

利用開始
2009年4月24日
価格

10,000,000 ~ 20,000,000円 (顧客の複雑な問題(長期戦略・新事業・組織改革等)のセッション設計を行い、サービス価格を見積もる。多視点の創造的プロセスを「場のサービス」として提供。場の出来事を記録し、最終成果とともに「経験」を納品)

販売地域

日本国内向け

設置場所

東京都港区六本木3-1-1 六本木ティーキューブ 15F

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

従来の仕事の進め方では前進できないような、複雑性の高い問題を解くこと。複雑性の高さには、3つの次元がある。1. 物理的複雑性: 物事の因果関係が時間的、もしくは空間的に遠い問題 2. 生成的複雑性: これまでの解き方のいずれも通用しない問題 3. 社会的複雑性: 多様なステークホルダーの利害が一致しない問題 これらの問題に対して、組織にセンスメイキングを提供し、実行力を与えること。

デザイナーのコメント

社会環境の変化は著しく、未来はますます不透明になっている。そして組織は、新たなチャレンジに直面する。”今までのやり方”が通用しないケースがどんどん増えてくるのだ。一人の強いリーダーの直観的意思決定も通用しない。むしろその成功体験が邪魔をする。ではどうあるべきか?多様な視点を集め、場をつくり、対話を促す。一見、非効率的に見えるこのやり方が、長期的に見れば最適な手法になる。そんな場をつくりたい。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

企業、NPO、政府、自治体、大学を含む組織を対象とする その中で、・ 外部環境変化が激しく、未来が読みにくい組織 ・ 企画系業務の創造性や生産性に課題を持つ組織 ・ 組織や企業を横断しなければ解けない課題を持つ組織

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

五感を刺激する空間や居心地のよいおもてなしをもとに、非日常の経験を提供することで、習慣や思考のバリアを取り去る。また、多様な参加者の公正な議論を引き出すことにより、新しい気付きを引き出す。これらによって、複雑な問題に対する新しいアイディア、新しい方向性、そして持続的でリアルタイムな答えが導出される可能性が高まる。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

腹を割って、裃を脱いで、三人寄れば…など、よい場をつくる感情サービスと、ファシリテータによる問題解決という論理サービスを「場のサービス」という形に絶妙に組み合わせた。具体的には、空間とおもてなしを結びつけた、「居心地のよい」経験を作り出す手法。また、参加した全員が、対等に、公正に、平等に意見をいう環境を作り出す手法。議論に参加できなかった人にも、議論のコンテクストが共有される手法。

その問題点に対し、どのように対応したか

昨今の日本組織を蝕んできた、米国流市場原理主義、成果主義、効率主義の中で、組織や個が孤立する傾向にあった。これは、日本独特の場の文化や合意形成の文化を少しずつ、着実に破壊してきていた。フューチャーセンターは、この日本の伝統的文化を新しい形で再生するものである。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

富士ゼロックス KDI Studio (六本木ティーキューブ 15F)
http://www.fujixerox.co.jp/solution/kdi/fcs/

審査委員の評価

ネットワークに接続した端末を通じて、自宅や移動中に書類に目を通したり、指示を受けたりすることができるようになった現代だからこそ、人と人が出会って会議をする機会に何をするのがもっとも価値が高いか?という問いに対する答えがここにある。場の提供、会議の進行を進めてくれるプロのファシリテーター、働き方の生産性があがればあがるほど、このようなサービスのありがたみがわかってくる。日本ではまだ多くサービス提供差事例が多くないのが残念だが、今回の受賞を通じて、もっと広がることを願う。

担当審査委員| 紺野 登   國澤 好衛   タナカノリユキ   西山 浩平   原島 博  

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