GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
宿泊施設 [AGCモノづくり研修センター宿泊棟]
事業主体名
旭硝子株式会社
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
旭硝子株式会社 (東京都)
株式会社竹中工務店 (東京都)
受賞番号
09C05021
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

この宿泊棟は旭硝子の創立100周年記念事業の一つとして計画されたもので、100室の新入社員用宿泊室の他、食堂や大浴場・研修室等の諸室によって構成されている。「創立100周年の節目」と「100の新入社員用宿泊室」というプログラムから、「100の個性(色)が切磋琢磨し100の窓から未来を照射する:100COLORS&100WINDOWS」というデザインコンセプトを導き、建物そのものが旭硝子の未来を予見させるべく、最新技術のガラス製品を使用したインパクトのあるファサードを構築した。インテリアでは日本の伝統色100色を各ルームに展開し、色をきっかけとしたコミニュケーションの誘発を意図した。

デザイナー

株式会社竹中工務店 設計部 山口広嗣、宮下信顕

左が山口 右が宮下

利用開始
2009年4月1日
販売地域

日本国内向け

設置場所

横浜市鶴見区弁天2丁目

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

グループの総力を挙げて新しい領域を開発・展開していこうとする旭硝子の、不易流行のインキュベータ-、個性創出の場であることが求められている。また、約6万人の従業員の内、4万人以上が外国人というグローバル企業において、日本の文化を伝承することがモノづくりの重要な側面と捉え、デザインの力によってそれを実現しようとしている。

デザイナーのコメント

今回ファサードに採用したカラーガラスは挟み込むフィルムの組み合わせで1000色以上のバリエーションがある。この宿泊棟にはAGCのCIカラーを中心としたブルー100色を選択しファサードを構築したが、グレイッシュな都市景観を一変させるような魅力的な素材として新たな価値創造のデザインを具現化したと考えている。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

旭硝子に入社する新入社員の2ヶ月に渡る集中研修を主体として想定しているが、その他管理職研修や中堅社員研修等、全社員を対象としている。また、アジアやヨーロッパ等海外のグループ会社社員の教育・研修施設としての利用を想定している。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

2ヶ月に渡る毎年の新入社員研修の場として、更には、国内外からの短期出張研修の拠点として、新技術の知識修得・日本文化の吸収、社員同士のコミュニケーションにより個性を磨き上げたこと。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

日本の伝統文化を「日本の伝統色」を手がかりにして広く世界に紹介するために、サイン計画と融合したインテリアデザインを構築したこと。また、ガラスのリーティングカンパニーとして、新たな高効率の省エネガラスを提示すべく「レーザー回折ガラス」を開発したこと。夏の太陽高度では可視光のみを透過し、近赤外・赤外光(700?)を屈折する。冬の太陽高度では可視光・近赤外光を透過するガラスを開発した。

その問題点に対し、どのように対応したか

創業100周年を迎えたガラスのリーティングカンパニーとして、新たなガラスの方向性=高効率の省エネガラスを提示すること。また、ガラスとケミカルの融合による新たな新機能ガラス=防犯性・断熱性・遮音性等を高める技術を提示すること。世界最大のガラスメーカーとして、各国に点在するグループ会社社員の交流を促し、知の交換・集積を図ること。また、日本の伝統文化を広く世界に発信すること。

どこで購入できるか、
どこで見られるか

横浜市鶴見区弁天2丁目

審査委員の評価

社員寮という平凡になりがちなプロトタイプを打破しようとした努力作。100周年の記念コンセプトのもとにできた寮として、自社製品を取り入れながらも次の時代に向けた新しい試みを積極的に展開し、斬新なデザインを施した点を評価した。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   乾 久美子   佐藤 可士和  

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