GOOD DESIGN AWARD

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CC

2009

GOOD DESIGN|グッドデザイン賞

受賞対象名
研究所内厚生施設 [エーザイ筑波ナレッジセンター]
事業主体名
エーザイ株式会社
領域/分類
仕事領域 - オフィス・店舗・生産関連施設
受賞企業
鹿島建設株式会社 (東京都)
受賞番号
09C05019
受賞概要
2009年度グッドデザイン賞受賞概要

受賞対象の概要※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

国内を代表する大手製薬企業である顧客からの命題は「国際的に優れた新しい価値のある医薬品を一刻も早く創出するために研究者間の知(ナレッジ)の交流をさらに活発化させること」である。年に5?6回、500人以上の研究者が一堂に会し研究発表会を開催する“ナレッジホール”、専門新書やWEBのブラウジング、談話、軽食も可能な“クロスカフェ”、少人数の双方向的ディスカッションを促す“想薬ルーム”の3つの主題空間が命題への建築的回答である。なお、ナレッジホールは通常はカフェテリアとして利用されている。

デザイナー

鹿島建設株式会社 関東支店建築設計グループ 設計長 振木真紀(ふりきまさき)

利用開始
2008年8月5日
販売地域

日本国内向け

設置場所

茨城県つくば市東光台5-1-3

受賞対象の詳細

応募対象が達成しようとした目標

「研究者=知的アスリート」となぞらえた。研究発表会は日常の地道な積み重ねの成果である。また研究者間の競争、社運をかけた真剣勝負の場そのものである。ナレッジホールは、知的アスリートが成功をイメージし高揚する空間を思い描いた。ローマコロッセウムも楕円平面形状である。古今東西、演者、競技者と聴衆の関係を楕円で関係付けた建築も歴史的に少なくないことに確信を持っている。

デザイナーのコメント

ナレッジセンターは研究施設郡のほぼ中心に位置する既存の渡り廊下を切除し、ビルトインする施設でありました。オーソドックスな平面形状を嵌め込むには、いささか狭小である敷地であるため、周辺施設との機能性や外観と融和する平面形状を探ることから始めました。施設建設で生まれる隣棟間の圧迫を抑える平面形状が楕円であることに着眼しデザインデベロップを進めました。エーザイ様のロゴも楕円がモチーフとなっております。

使用者、社会等への取り組み

どのような使用者・利用者を想定したか

本施設は研究所内の厚生施設、事務所機能を持ちます。そのため、使用者・利用者は主にエーザイ様の研究者、社員を想定しております。

その使用者・利用者にどのような価値を実現したか

「研究者=知的アスリート」となぞらえました。研究発表会は日常の地道な積み重ねの成果であります。また研究者間の競争、社運をかけた真剣勝負の場そのものです。ナレッジホールは、知的アスリートが成功をイメージし高揚する空間を思い描きました。ローマコロッセウムも楕円平面形状です。古今東西、演者、競技者と聴衆の関係を楕円で関係付けた建築も歴史的に少なくないことに確信を持っております。

社会・文化および地球環境の視点から解決すべき問題点

地球温暖化抑制への貢献にはCASBEEを指標としました。施設の平面計画や断面構成を工夫することで 昼光利用(なるべく電灯によらず必要照度を確保すること)を図る、窓面の遮熱、断熱を確保すべくLow-eペアガラスを多く採用することで年間の空調機へかかる熱負荷の低減に寄与しております。自然換気をも担える排煙トップライトも工夫のひとつです。CASEBE評価はAランクを確保(自社評価)しております。

その問題点に対し、どのように対応したか

弊社が取り組む施設のすべては建築文化そのものです。その継承者としての役割を担っておると常に自覚を持ち取り組んでおります。建築技術は古来より様々なものが生み出され、現代社会を支える基盤のひとつとなっております。それらを集め、つなぎ合わせ、さらに我々の持つ知を合わせより高い次元へ高めることが使命であります。その取り組み姿勢のひとつとして、地球温暖化抑制に貢献することを自ら課し取り組みといたしました。

審査委員の評価

パネルとガラスを千鳥状に配置した外壁は、構造的にも使われており、意匠と構造をうまく融合させた点を評価したい。また、自然換気システムを初めとした環境に配慮した設備を多く導入した、サステナブルな建物となっていることも良い。

担当審査委員| 隈 研吾   芦原 太郎   乾 久美子   佐藤 可士和  

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